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2025/02/14コラム
- 【片橋先生コラム】靴下の穴
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日本医学柔整鍼灸専門学校です。 今回は柔道整復学科専任教員 片橋先生によるコラムの第63弾をお届けします! 靴下の穴 今日のお話は「靴下の穴」からです ・・・なんのこっちゃですねー(笑) 先日、実技の授業でサンダル履きになったとき、(実技室を衛生的に使用するため、上履きに履きかえます)学生に指摘されたのです 靴下の穴を… 「え~先生、恥ずかしい! 靴下!!」って言われて。 もちろん、恥ずかしかったです。 指摘されたことと、女子力低いことが。。。 だけど正直、靴下に穴が開いていること自体はあんまり、なんです だって、しょっちゅうなんですもん! 私の靴下のほとんどは割とすぐに穴が開いてしまいます それどころか私の家族のほとんどは、すぐに靴下に穴が開いてしまうんです~ なぜって、エジプト足だ・か・ら。 足の形にはいくつかタイプがあって、親指が一番長くて、小指に向かって短くなるものを エジプト足と呼んでいます。 人差し指が一番長い形をギリシャ足といって、どの指の長さもあまり変わらないのがスクエア型です エジプト足は親指が長いため、靴下の親指部分が常に伸ばされていて、そこに穴が開きやすいんですね ほかの指に比べて親指はずっと太いですから、力もかかりますよね 日本人はエジプト足の方が多いそうです 足の形も遺伝します ちなみに私の夫は靴下の親指には穴が開きません エジプト足ではないんです かかとに大穴を発見することがあります みなさんの足の形はどれでしょう? 上の3つの形が主なものですが、それ以外の形もありますよ あ、私、穴が開いているのに気づいていて、その靴下を履いていたわけではありませんよ いつも気にしてはいまーす (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)]
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2025/02/04コラム
- 【川﨑先生コラム】心と体を癒すチョコレートとスポーツのお話
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こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 柔道整復学科 川﨑先生コラムの第62弾をお届けいたします! 心と体を癒すチョコレートとスポーツのお話 2月のイベントといえば、バレンタインですね。 チョコレートを食べる機会が多くなるのではないでしょうか。 しかし、チョコレートは高カロリーで食べ過ぎると脂質や糖質などの摂り過ぎになるため、体重増加や糖尿病になるリスクも上がる可能性がある食品です。 健康に悪いイメージがありますが、上手に摂取すると様々な健康効果も期待できるし、 スポーツ選手も、効率よく摂取することで疲労回復やパフォーマンス維持をすることができます。 補給食としても適しているチョコレートですが、食べすぎを防止するためにも、効果や摂取量を知っておくとチョコレートの魅力を楽しむことができますね。 チョコは運動後に摂取せよ♥ 糖質と牛乳の混合物摂取は、インスリン(血液中の糖を骨格筋や肝臓、脂肪組織などに取り込みグリコーゲンの活性化作用を持つホルモン)分泌を促進し、運動後の筋グリコーゲン(筋肉に貯えられる糖の一種で運動する際のエネルギー源となるもの)の回復を高めるといわれています。 運動中のエネルギー源は主に糖質および脂質です。 糖質は骨格筋や肝臓にグリコーゲンとして貯蔵され、主なエネルギーとして使用されています。 筋グリコーゲンを消耗すると、筋肉はエネルギーを生み出せなくなり運動が継続できなくなります。 それにより、パフォーマンスの低下や疲労の原因となります。 筋グリコーゲンを回復させるためには、まずその原料となる糖質を摂取する必要があります。 そこで早期に運動のエネルギーとして活用できるのがチョコレートです。 チョコレートに含まれる砂糖は、ご飯やパンに比べて早く吸収される糖質なので、できる限り早く身体を回復させたいときの補給食として活用できます。 特に、ホワイトチョコレートは、砂糖、ココアバター、乳固形分(乳脂肪、タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど)が含まれ、糖質、タンパク質、脂質が同時に摂取できる食品です。 ホワイトチョコレートは、チョコレートの中でも、インスリン分泌を増強し運動後のグリコーゲンの回復が促進される効果が高いとされています。 運動前の1時間前に摂取すると良いですよ。 他に、糖質が多い食品としてバナナがあげられますが、果物の糖質は、肝グリコーゲン(血糖値の維持)を補給し、筋肉のエネルギー源である筋グリコーゲンは補給されないので運動後の補給食としては効果的でありません。 マラソンなど競技時間が長いスポーツの場合は、“運動中”の補給食としてビタミン・ミネラル・カリウムを多く含むバナナを食べるとエネルギー補給になります。 使用されなかった糖質は、脂肪として蓄えられてしまうので要注意です。 また、インスリンが大量に分泌されて低血糖になる危険性があります。 運動量や消費カロリーを考慮せずに過剰に糖質を摂取すると、健康に悪影響を及ぼす可能性がありますので注意しましょう。 運動後の食欲低下防止のために摂取せよ♥ 一過性の運動直後に食事をとる場合、食事量は安静状態と比較して150~200kcal減少することが報告されています。 運動後には、一時的な運動誘発性の食欲低下が生じ、疲労回復のための十分な量の食事やエネルギーを摂取できないことがあります。スポーツ選手の悩みでもありますね。 しかし、運動後にチョコレートに多く含まれる脂質が、摂食中枢に働きかけ、食欲を増大させる作用を持つドーパミンなどの脳内物質の分泌を促進させて食欲を増進させるように働きかけます。 この食欲増進作用により、全体の食事量が増え、糖質摂取量を減らすことなくタンパク質や脂質もバランスよく摂取することができるようになります。 チョコを食べて集中力をUPせよ♥ チョコレートには、カフェインやテオブロミンが含まれています。 カフェインは、コーヒー豆や茶葉などに含まれる食品成分で、中枢神経系を刺激して交感神経を興奮させるため、集中力を高め、眠気を覚まし、体を活発にさせる覚醒作用があります。 テオブロミンは、ポリフェノールの一種でカカオに含まれる苦味と香り成分です。 大脳を刺激して気分を落ち着かせる働きを持つセロトニンをサポートし、記憶力や集中力、やる気を出す効果があります。 集中したい30~1時間前に食べると良いですよ。 チョコを食べてマッチョになれ♥ 糖質が不足した状態で運動すると、タンパク質が運動するためのエネルギー源として利用されてしまい筋肉の合成に使用されなくなります。 摂取したタンパク質を筋肉の合成に効率よく使用されるためには、運動前の十分なエネルギー補給が欠かせません。 運動前にはエネルギー補給として糖質を含む食品を食べることが重要です。 筋肉トレーニングに良い成分であるカフェイン(脂肪燃焼に作用する)やカカオポリフェノール(抗酸化作用)は、チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれています。 カカオ豆には、カカオプロテインというタンパク質(プロテイン)が含まれており、筋肉増強をサポートする作用や代謝を促す作用があります。 チョコレートを摂取することで、筋肉へのグリコーゲン蓄積効率が高まるだけでなく、筋肉タンパク質の合成促進や分解抑制効果が得られることが分かっています。 ホワイトやミルクチョコレートより、ダークチョコレートの方がカフェインやポリフェノール、カカオプロテインが多く含まれているので、ハイカカオチョコレート(カカオ成分が70%以上)を摂取すると、より効果的に筋肉マッチョを目指すことができます。 甘味は心を癒し、成分は体を癒すチョコレート♥ チョコレートには、心理的なストレスを低減する効果があるGABA(γ-アミノ酪酸)が含まれています。 チョコレートを食べて、ホッとすることがあると思います。 これはカカオの効果によるものです。 甘さや香りは自律神経を整えストレスを軽減し、脳内のセロトニン分泌を促すことで幸福感や精神的な満足感を得ることができます。 運動後のリラックスした時間にスイーツを楽しむことは、心身の疲労回復にとても必要な時間ですね。 食べすぎに注意して、幸せなひと時を過ごすことで『心の豊かさ』につなげていきましょう。 ♡モノローグ♡ バレンタインデーは、2月14日に恋人や友人、家族など大切な人に気持ちを伝える日です。 日本では女性が男性にチョコレートを贈る習慣が一般的ですが、海外では男性から女性へ贈り物をするのが一般的です。近年では、性別に関係なく、大切な人に贈り物をしたり、自分へのご褒美としてチョコレートを楽しむ人も増えています。 バレンタインデーは、大切な人に感謝の気持ちや愛情を伝える良い機会です。 素敵なバレンタインデーをお過ごしください。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子]
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2025/01/17コラム
- 【片橋先生コラム】杖(つえ)Ⅱ
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日本医学柔整鍼灸専門学校です。 今回は柔道整復学科専任教員 片橋先生によるコラムの第62弾をお届けします! 杖(つえ)Ⅱ 今日のお話はつえです 昨年に松葉杖のお話をしまして、その他のつえをご紹介します T字杖 一般的なつえですね。 手軽に使えて、ケガの際にも使用をおすすめするときがあります お年寄りっぽいと敬遠されることもありました お気持ちわかりますね 最近ではとってもオシャレなデザインも出ているようで驚きました つえの高さの目安は、あしのつけ根で横に出っ張っている骨につえの持ち手がくるところです ひじを軽く曲げて持ちやすい高さがよいです ぐらぐらしないように持ち手をしっかりと握ります 使い方は片松葉杖のときと同じです つえはケガをしていない側の手で持ちます けがをしているあしとつえを一緒に出します 上の写真だと右足をけがしています 右足と一緒に出した右手と、けがをしていない足で三角形を作るように歩きます 他のつえも合わせ方や使い方は同じです ロフストランドクラッチ ときどき見かけます ロフストランドクラッチはグリップ(握る部分)に加え、腕を通す部分も付いています 体重を支えやすいのと握力が弱くてグリップを強く握れない方にも使いやすくなっています 4点支持杖 体を支えるあしが4つあって安定性を高めています あしは5つのものもあるようですね 80歳代後半のとき、祖母が使っていました 地面が平坦なところでは安定感があります 地面がでこぼこしているところでは4つのあしすべてが接地しないため不安定になります そして、少し重かったです 2025年もやはり健康が一番!! みなさまのお健やかな毎日とご多幸を願っています (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)]
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2024/12/26コラム
- 【川﨑先生コラム】風邪をひきにくい体へ!運動と免疫力
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こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第61弾をお届けいたします! 風邪をひきにくい体へ!運動と免疫力 インフルエンザが流行している時期ですが、年末年始は健やかに楽しく過ごしたいですね。 一般的なかぜやインフルエンザにかかりやすい人とそうでない人では、免疫力の差に違いがあります。 免疫力は加齢や過剰なストレス、生活習慣などにより低下するとされています。 免疫力は生まれながらに持つ生体防御機能で個人差がありますが、健康的な食生活や適度な運動、規則正しい生活を心がけていれば向上することができます。 しかし、健康意識が高く予防を心がけていても、かぜやインフルエンザにかかってしまいます。 そして意外にも、一般的な人より丈夫な体をしていると思われている、アスリートの方がかぜをひきやすい傾向があります。 かぜをひきやすい人、そうでない人の個人差とはどんなものがあるのでしょうか。 常に元気であり、好きなことを続けられる体づくりをするためのヒントをお伝えしたいと思います。 1.かぜ症候群とインフルエンザの感染経路 かぜやインフルエンザはウイルスによる感染がほとんどで、感染経路は接触感染、飛沫感染、空気感染です。 感染とは、口や鼻、目の粘膜から体内に侵入したウイルスが上気道(鼻腔から咽頭まで)の粘膜に付着し増殖することにより、くしゃみや鼻水、咽頭痛などの上気道症状や、発熱、頭痛など様々な症状が現れます。 2.感染を防ぐ免疫抗体 「抗体」とは、体内に入ってきた病原体などの異物(ウイルスや細菌などの抗原)を排除するために働く、「免疫グロブリン」というタンパク質のことです。 異物が入ってくると抗体が作られ、異物を攻撃し発病を防いでくれます。 免疫グロブリンはIgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があり、それぞれに働きがあります。 特に、免疫機能に関係するのは、「IgG」と「IgA」です。 「IgG」は血液中に最も多く含まれている免疫グロブリンで、免疫機能の主役となるものです。 「IgA」は2番目に多い免疫グロブリンで、唾液や鼻汁、涙、消化管(腸管)などに粘膜表面に含まれている粘膜免疫です。 IgGとIgAは、病原菌やウイルスに対する感染防御の高い抗体として体を守ってくれています。 3.激しい運動は免疫力を低下させる 運動は、私たちの健康維持に欠かせない要素の一つです。 心肺機能の向上や筋肉の強化だけでなく、免疫力の向上にも大きく貢献することが知られています。 適度な運動は免疫力を高め、感染症の予防に有効とされています。 しかし、激しい運動やトレーニングは骨格筋への血流は増えますが、粘膜、内臓への血流が抑制され、免疫バリア機能が低下します。 その他、交感神経が優位になり、体内をパトロールしながら細菌やウイルスを見つけると強い殺傷能力で攻撃する「NK細胞」(ナチュラルキラー細胞)や異物の情報を伝える役割をしている「ヘルパーT細胞」、そして、ウイルスに感染した細胞や病原体になった細胞を、直接やっつける役割をしている「キラーT細胞」の機能が低下し、免疫細胞の活動が抑制され、免疫力が低下します。 また、唾液に存在するIgAの分泌も減少し、粘膜免疫が低下しかぜをひきやすくなります。 4.免疫力低下の原因 ①上気道や口腔の乾燥 気管や気管支の粘膜は多列線毛上皮で被われています。 上気道から気管支に入ったウイルスは、粘膜上皮細胞から分泌される粘液にキャッチされ、線毛運動により排泄され防御機構が働きます。 ただ、線毛は寒さと乾燥に弱いという弱点があり、冬の季節はウイルスが侵入しても排泄する力が弱くなってしまいます。 もう一つは、口腔内の乾燥による粘膜免疫の低下です。 唾液分泌量が多い方が、ウイルスや細菌に感染しにくいといわれ、唾液には粘膜免疫の役割があるため感染防御に働きます。 唾液の分泌はリラックスした状態の副交感神経が優位の時に増加し、激しい運動時には交感神経が優位になるため、唾液の分泌量は低下し、IgA抗体の産生も低下します。 試合シーズン中のアスリートやストレスを抱えている人は、唾液の分泌量が減少するので免疫力が低下しかぜをひきやすくなるということです。 適度な強度で心地よい負荷の運動をしている人は、唾液に存在するIgA抗体の分泌が上昇するため、ウイルスや細菌をブロックする能力が高まります。 ◇ 唾液分泌には、耳下腺、顎下腺、舌下線という三大唾液腺があります。 特に、免疫に関しては、口腔や上気道の粘膜を保護するための粘性がある唾液を分泌する、顎下腺や舌下腺が重要となります。 唾液腺のマッサージをすることで唾液分泌が促進できます。 是非、やってみてください。 🌸耳下腺マッサージ 頬に人差し指から小指までの4本の指をそろえて当て、上の奥歯あたりを後ろから前へ円を描くように擦ります。 🌸顎下腺マッサージ 顎の内側の柔らかい部分に指をあて、耳の下から顎の下に向かって指先で押していきます。 🌸舌下腺マッサージ 両手の親指をそろえて、顎の真下から舌を突き上げるようにゆっくりと押し上げる。 各マッサージを10回3セット行いましょう。 マッサージを行うタイミングは、食事前やリラクゼーションの際など、できるタイミングでOKです。 テレビを見ながらでも簡単に行えるので、毎日行うようにしましょう。 ②ストレス 自律神経とともに体の機能を調節しているのがホルモンです。 運動はホルモンの分泌にも関係しており、ホルモンを介して免疫にも働きかけます。 高強度の運動は身体を変化させるため、心身ともにストレスになります。 そのストレスに対抗するために、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)というホルモンを分泌して、体は頑張ろうとします。 アスリートの場合、ストレスを感じる合宿や試合シーズン中など、高強度のトレーニングや精神的負担を強いられる時期は、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)やカテコールアミン(副腎から合成・分泌される神経伝達物質)が過剰に分泌され、必要なタイミングで分泌ができなくなます。 結果的にストレスに対抗できなくなり、免疫機能の働きが抑制されて免疫力が低下することに繋がります。 また、筋肉量を低下させる要因にもなります。 コルチゾールの合成にはビタミンCが必要で、ストレスが蓄積するとビタミンCの消費が激しくなるため、いちごやキウイ、ブロッコリー、パプリカ、サツマイモ、ジャガイモなどのビタミンCを多く含む食品を積極的に取ると、免疫機能が強化され抵抗力が高まります。 ③女性ホルモン 女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。 エストロゲンは、免疫細胞がウイルスを攻撃するのを活性化する働きがあり、免疫力を上げて女性の体を外敵から守ろうとします。プロゲステロンは免疫システムを抑制する働きがあります。 男性に比べて女性の方が免疫システムは良く働き、免疫力が強い傾向があります。 しかし、排卵期前はエストロゲンが増加して免疫力が高まりますが、月経前後はプロゲステロンが増加し免疫力が低下しやすくなります。 女性は免疫システムが良く働く反面、月経周期によるホルモンバランスが崩れやすいこともあり、免疫力の変動も大きいのが実際です。 女性アスリートで問題となるのは減量や体脂肪の低下です。 過剰な減量やトレーニング、精神的・身体的ストレスは、希発月経(月経の頻度が少ない)や無月経(90日以上月経がない)の原因となり、免疫力の低下だけでなく骨粗鬆症になります。 4.免疫機能を高めて感染を予防するには ①食生活 免疫細胞を活性化させるためにはたんぱく質が必要です。 免疫グロブリンはタンパク質でできているため、肉、魚、卵、乳製品、大豆・大豆製品、発酵食品、乳酸菌などをバランスよく摂取しましょう。 特に、ビタミンA、ビタミンDはIgAが高まる栄養素とされています。 コレステロールも細胞やホルモン、胆汁酸(脂肪の消化吸収)の材料となっているため、脂質を嫌がらずに適度に取り入れるようにしてくださいね。 ②基礎体温 免疫力が正常に機能する体温は36.5°とされています。 免疫力を高めるには、基礎体温を上げることで血流が良くなり代謝が促進され、免疫細胞が活性化されます。 病気になった時に発熱するのは、身体が体温を上昇させることで免疫力を活性化させ病気と闘う力を上げようとする反応です。 発熱した際は、無理に薬で熱を下げずに、自然に治癒するのを待つ方が良いとされています。(高熱で生命の危険がある場合は除く) 体温が36℃を切っている低体温の人は、適度な運動と筋力アップで体温を上げることが大切です。 ③ウイルスの侵入 感染を防止する方法として根拠があるものは、ワクチン接種(重症化を防ぐ)、手洗い(ウイルスを洗い流す)、マスク(飛沫感染防止)が推奨されます。 風邪のウイルスは20分で粘膜に侵入するといわれています。 ウイルスが手に付着した状態で、鼻や口、眼をこすると感染してしまうので、こまめな手洗いが基本となります。 終わりに 適度な運動は免疫力を高め、健康な体づくりに役立ちますが、個人の体質によってその効果は異なります。 風邪をひきやすい人は、無理のない範囲で運動を行い、免疫力を高め健康な毎日を送りましょう。 また、年末年始は外出も多くなり、寝不足や運動不足、食生活も乱れがちになり、免疫力が低下します。 感染防止に努め、生活リズムを崩さずに過ごし、思い出に残るひと時をお過ごしくださいね。 ♡モノローグ♡ 今年最後のコラムとなります。拙いコラムをお読みいただき、誠にありがとうございました。 この1年、様々なテーマでお届けさせて頂きましたが、皆様にとって役立つ情報や日々の生活を少し楽しく過ごすことができるヒントとなったでしょうか。 来年も、皆様の生活と心を少しでも豊かにできるような情報を発信してまいります。このコラムを通じて、皆様とつながっていけたら嬉しいです。 新しい年が、皆様にとって健康で幸せな1年になりますよう心よりお祈り申し上げます。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子]
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2024/12/25授業見学
- 【授業レポート】柔道整復学科:スポーツコンディショニング
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こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校です😆 柔道整復学科 夜間部 1年生 スポーツコンディショニングの授業を取材しましたので、その様子をお届けします! 現役スポーツトレーナーの西村先生です💪 スポーツ現場の手技療法:下腿 本日のテーマは固まってしまった筋肉を緩めるための手技療法を学んでいきます🎵 対象部位は下腿(ふくらはぎ)! そもそも筋肉はなぜ固まってしまうのか? 筋肉は動かさずにしていると血流が悪くなってしまい栄養や酸素が行き届かない状態になって固まってしまいます😂 ではどうやったら血流が良くなるのか? 様々なアプローチがあるそうですが、本日は生理作用に基づく方法を習得していきます! 生理作用的に一番スムーズなのが「振動と回旋」刺激を与えることが大切! 対象の筋肉をぶらぶらと振ってあげたり、手のひらで回しながら擦ることで自然に血流が良くなるそうです😊 「手のひらの接地面を広く使うことがポイント!」と西村先生から具体的なアドバイス! 学生さんをモデルに手の使い方や力の入れ方など丁寧に説明してくれます💪 デモンストレーションが終わったらペアを組んで練習開始です! 最初はつい力が入りすぎてしまって患者役の顔が引きつってしまう時も😅 慣れないうちはつい力が入りすぎてしまいますが、実技の授業では先生が直接アドバイスをくれるのでとても安心ですね🎵 授業の後半では徐々に慣れてきた様子! 上手にほぐされている学生さんはすっかり癒されモードに突入してますね😂 日本医専の夜間部は幅広い年齢層や様々なご職業の方が在籍していますが、授業中のコミュニケーションも多く、非常に明るい雰囲気です✨ クラス内で活発的なコミュニケーションを取れる環境こそが成長に繋がっていると、皆さんの授業を取材して強く感じました💪 日本医専では、こういった普段の授業を見学することが可能です! 実際の学生の様子や雰囲気がよくわかり、オンライン授業など柔道整復学科 夜間部の特色を知ることができます🎵 19時開始または20時開始からお選びいただけるので仕事帰りに参加しやすいです💪 【夜間部授業見学+個別相談会】 <19:00~20:00> <20:00~21:00> 皆様のご参加をお待ちしております! ご不明点がございましたら、事務局・入試広報までお問い合わせください!! 電話03-3208-7741/メール info@nihonisen.ac.jp]
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2024/12/24ゼミ活動
- 【柔道整復学科:美容ゼミ】卒業生による猫背矯正講座
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こんにちは、日本医学柔整鍼灸専門学校です! 3つのゼミで手技を磨く、柔道整復学科の「未来活躍プログラム」 このプログラムでは、自分の興味に合わせて3つのゼミ・6つのプログラムから自由に選択して学ぶことができます。 今回はそのうちの1つ「美容ゼミ」の取材へ行ってきました! 柔道整復学科:美容ゼミ 前期はかっさやクレンジングなどのエステ手技を習得し、後期は本校卒業生の小板橋先生による骨盤や猫背、O脚などの矯正手技を習得する講座がスタート! <<小板橋先生のインタビューはこちら>> 解剖学・運動学の知識をもって治療ができるように、手技を行う時の姿勢や患者様への指導の仕方はもちろん、猫背の症例別の対処法などを学んでいきます。 実技の授業では、施術時の患者様への枕の選び方も教えていただきました。 患者様がどうしたらリラックスして施術を受けてもらえるか、そういった細かい配慮や工夫が臨床現場では大切です。 正しい姿勢で正しい施術が行えるよう、1人1人を丁寧に指導していきます。 学生さんたち同士でも協力し合いながら技術を高めていく熱心な姿が印象的でした。 次回からはO脚調整や産後ケアに進んでいきます。 この美容ゼミを通して、臨床現場で役立つ美容手技治療ができるように頑張りましょう! 毎週末開催しているオープンキャンパスでは、日本医専のゼミや授業についての取り組みについて詳しく聞くことができます! 教職員や学生と個別相談も可能なので、是非お気軽にお越し下さい!]
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2024/12/13コラム
- 【片橋先生コラム】学生さんたちとクッキング
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日本医学柔整鍼灸専門学校です。 今回は柔道整復学科専任教員 片橋先生によるコラムの第61弾をお届けします! 学生さんたちとクッキング 今年度から部活動が盛んになった日本医専です サッカー部、野球部、柔道部は、試合で好成績を収めてきました👏 学生たちの目がキラキラと輝く瞬間をたくさんみせていただきました 部活動とは別に、さまざまな活動に参加できる日本医専 その一つにクッキング、お料理教室があります! みなさんはお料理好きですか? 私は、あんまり・・・(^-^; 食べる方が断然好きです♪ 日本医専のお料理教室は私のような食べるのが好きな方、お料理を作るのが好きな方、どちらもウェルカムです 先日は、餃子パーティーになりました こちらは・・・ 水餃子!! 熱々のできたてがとっても美味しかったです 餃子の本場、中国の方が教えてくださいました なんと、皮から作っていますよ! 見ておわかりでしょうか 皮がポイントなんだそうです 私もお手伝いをしました 先に来ていた学生さんに教えてもらいながら何枚も挑戦して、最後にはOKをいただきましたよ こちらは・・・ 焼き餃子!! 焼き餃子好きな私たち日本人のリクエストに応えて作ることになりました この笑顔、味がどんなだったか伝わりますよね タレの調合がどうか、好みや味変など試食しながら盛り上がりました みなさんのお好みは何ですか? 酢コショウというのを初めて聞きました ところで、具には何が入っていたか⁈ それは、ナ・イ・ショ ぜひ、来年参加して確認してくださいね 温かくして素敵な年末年始をお迎えください 少し早いのですが、よいお年を! (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)]
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2024/11/28授業見学
- 対面とオンラインが選べる!柔道整復学科夜間部の「ハイフレックス型」授業レポート
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日本医学柔整鍼灸専門学校です✨ 柔道整復学科夜間部1年生の「基礎柔道整復学」という座学授業を取材しましたので、その様子をお届けします! この授業の特徴は座学の為「ハイフレックス型」の授業です! 優しく丁寧な片橋先生が担当します😆 ハイフレックス型授業とは? 「ハイフレックス型」とは対面とオンラインの選べる授業形式! 柔道整復学科夜間部の講義科目(座学授業)は対面とオンラインを自由に選択できるので、忙しい社会人でも効率的に学ぶことができます! また、オンライン授業は録画をしておりますので、期間内であれば動画を見直して復習することも可能なんです💪 オンラインで受け続けることも可能ですが、職場から学校が近い方や、授業後に直接先生に質問したいという方は実際に登校して授業を受ける方もいらっしゃいます😊 <<柔道整復学科夜間部の特徴はこちら>> オンラインで受ける場合は「ZOOM」を使用します。 授業開始に近づくにつれて続々とログインされていきます😊 先生も一人一人の表情をしっかり確認✨ こちらは登校して授業を受ける学生さんです! 仕事終わりでも集中モードに切り替わっていて流石ですね🎵 「授業終わりに質問したい」「学校に来た方が集中できる」という方は積極的に登校して授業を受けています! 基礎柔道整復学:固定法 ここからは授業内容レポート! 本日の基礎柔道整復学は「固定法」についてを座学で学んでいきます💪 固定の材料ってどんなものがあるの?固定後に気を付けないといけないことって? 患者様に適切な固定をするためには知識が大切! 怪我の症状や患者様の生活習慣を確認したうえで最適な固定を施す必要があります。 オンラインで受ける方も先生が分かりやすく画面に映しながら説明してくれるので安心です✨ 固定具の大きさやどのように使うのかもゆっくり丁寧に教えてくれます🎵 上の写真は【アルミ副子】という固定具です。 アルミの板にウレタンフォームを貼り合せたシーネ状で、固定部位に合わせて曲げたり切断することが可能です。手指部、手関節部、足部の骨折や捻挫に多く使用されます。 次は【金属副子】について! 昔から上肢・下肢の外傷に使用されているシーネ固定です。金属副子に新聞紙を巻いて綿花を敷き、綿包帯で包みます。固定肢位に形成して患部に当て綿包帯で固定します。柔道整復師が古くから使用している固定具です。 現在では、完成されたクッション性のあるソフトシーネが使用されることが多いです。 対面で授業を受けるとこのように直接固定具を触ったりすることもできます。 固定具の重さや硬さなども確認できるのは登校することの最大のメリットですね✨ 固定後は「圧迫しすぎていないか?」「日常生活に支障が出ていないか?」などこまめな観察とヒアリングが必要。 回復状況を見ながら固定法も変えていく為、柔道整復師にはコミュニケーション能力も大切なんです😊 日本医専では、こういった普段の授業を見学することも可能です! 実際の学生の様子や雰囲気がよくわかり、オンライン授業など柔道整復学科 夜間部の特色を知ることができます🎵 19時開始または20時開始からお選びいただけるので仕事帰りに参加しやすいです💪 【夜間部授業見学+個別相談会】 <19:00~20:00> <20:00~21:00> 皆様のご参加をお待ちしております! ご不明点がございましたら、事務局・入試広報までお問い合わせください!! 電話03-3208-7741/メール info@nihonisen.ac.jp]
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2024/11/22コラム
- 【川﨑先生コラム】トレーニングの適時性
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こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第60弾をお届けいたします! トレーニングの適時性 トレーニングをしているのに、「結果が出ない」、「筋肉がつかない」など自分で効果を感じていない人が多くいます。 その背景には、具体的に方法や理論を理解していないことがあげられます。 自分自身の身体や競技の特性についてある程度の知識がなければトレーニングを効果的に行うことができません。 特に、成長期では人によって発育に差があるため成長に合わせたトレーニングを行うことが大切で、間違った認識によりトレーニング効果を半減させたり、障害を発生する要因となることがあります。 正しい知識を理解してから自分がどうなりたいかを具体的に考えて、プログラムを立てていくことをしてほしいと思います。 そうすれば最も効果的なトレーニングができるようになり競技力向上とケガをしない体に変化し、目標も達成していくことができます。 1.トレーニングの原理 トレーニングには効果を獲得するための基本的な要素があります。 ① 普段使う筋力よりもキツイと感じる負荷をかける。(過負荷) ② 競技の特徴をよく理解し、競技に必要な能力を向上させる。(特異性) ③ トレーニングの持続期間を長く継続することで効果を持続させる。(可逆性) 2.トレーニングの要素を達成するために必要なこと(原則) ① 基礎能力がない状態でトレーニングをしても効果が少なくなるため、偏ったトレーニングにならず原因を追究して土台となる基礎能力を上げることが必要です。そのためには全身の能力を高めていきましょう。 ② 計画がなく形だけ真似をして行うのではなく、何を鍛えどこを鍛えているのか十分に理解して意識しながら行っていきましょう。 ③ 自分のレベルに合わせ強度が軽いところから徐々に負荷を増やしていき段階的に内容を変えていくことが大切です。年齢、男女、体格、体力、競技レベル、経験値などの違いを考えて焦らずに一つ一つ行っていきましょう。 ④ 柔軟性は日ごと、筋力は週ごと、スピードは月ごと、持久力は年ごとに改善すると言われています。それぞれの能力が得られる時期も差があるため、目標を立てたら計画的に反復してトレーニングを行うことが必要です。目標を達成することは辛いことでもありますが諦めずに続けていきましょう。 3.トレーニングの適時性 年齢によってどのようなトレーニングが効果的かという大切な時期があります。 年齢に応じて発達する能力が異なるので、その年齢に合わせたトレーニングを行うと将来の基盤ができ、成長を妨げることなく能力を引き出すことができます。 ① 11歳以下の小学生・乳児 脳神経系の発達が一番活発になる時期です。 運動神経の80%はこの時期で完成されます。 この時期では運動経験が「身のこなし」や「センス」につながるので、「コーディネーショントレーニング」を行うのがベストです。 体の動きや力の加減を調整する「運動神経」を鍛えるトレーニングであるため、リズム、バランス、変換、反応、識別などの複雑な動きの能力を鍛えることができます。 ② 12歳~14歳の中学生 心臓などの臓器が発達し、それに応じて骨格も大きくなります。 循環器系の発達が最も高い時期なので持久力を鍛えるならこの時期が適しています。 中学生の時期を過ぎると心肺機能の大きな発達は期待できません。 ③ 15歳~18歳の高校生 ホルモンの働きが活発になる次期で「筋力トレーニング」を始めるのに適した時期となります。 昨年よりも1年間で伸びた身長の量が少なくなってきたら筋力トレーニングの開始時期と判断していいと思います。 ただし、骨と筋肉は同じように伸びてくれません。 骨の成長が続いている時期に筋肉トレーニングを多く行うと筋肉が引っ張られるようになり、いわゆる「成長痛」ということが起こってしまうので、コンディショニングを整えて身体を把握しながら筋力トレーニングを行うようにしていきましょう。 その他にも男女の性差による特徴があり、12歳頃までは男女の体力には大きな差は見られません。 13歳以降になると男子の方が女子よりも成長や体力においても上回るようになっていきます。 それは男性ホルモンと女性ホルモンの違いによるもので、13歳以降の男子は、男性ホルモンが作り出されるようになるため筋肉がつきやすくなりますが、女子は女性ホルモンの影響で脂肪がつきやすくなります。 男女ともに成長期は身体が変化する時期なので、日常生活や睡眠、食事も管理しながらトレーニングをすることが好ましいです。 適時性に合わせたトレーニングは、身体の基礎作りやあらゆる競技スポーツの土台作りになります。 個々に合ったトレーニングを考えて実施しましょう。 ♡モノローグ♡ 寒くなりましたね。 寒さは心に影響すると言われています。 寒いと何となく寂しい気持ちになることがあったりしませんか? 私たちの感じ方や捉え方は環境や周囲の影響を受けていることが多くあります。 冬の寒さを感じることで気持ちに変化をもたらすことを「身体化認知」といいます。 気分が落ち込んだりしたときは温かい飲み物を飲んだりすることで気持ちを和らげることができます。 今日、仕事の帰りに虹が出ていました。 寒さを感じながらも心が温かくなり、疲れが癒されました。 明日はきっといいことがあるかもしれませんね。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子]
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2024/11/11授業見学
- 【授業レポート】柔道整復学科:包帯固定学
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こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 柔道整復学科 夜間部 1年生 包帯固定学の授業を取材しましたので、その様子をお届けします😆 担当は包帯固定のスペシャリストの遠畑先生です💪 今回巻いていく範囲は、「上腕・肘・手首」まで! まずは巻き方を、座学でしっかり学びます✨ 最初は先生のお手本無し!前回までの授業の復習もかねて、イメージで巻いていきます!ペアを組んだらレッツスタート! 初めてなので難しいと感じる学生さんも多かったですが、遠畑先生が1人1人チェックしアドバイスしていくなかで、どんどん上達していきます! 日本医専の実技授業は教員2名体制で行います。 遠畑先生の授業は、柴山先生がサポートします✨ 練習の途中から遠畑先生によるデモンストレーション! 真剣なまなざしでメモを取る姿にモチベーションの高さを感じます😎 先生のお手本を見た後は再度ペアを組んで練習再開です。 最初のころに比べると綺麗さもスピードも格段に上がっていきました! お仕事終わりというお疲れのなかでも、皆さんとても熱心に受講されており、教室内が高い熱気に包まれています✨ モチベーションの高い状態で学ぶ環境こそが高い学力に繋がっていると、皆さんの授業を取材して強く感じました💪 柔道整復学科の夜間部の特徴として、都内で最も遅い18:20授業スタートということで、お仕事と両立しやすい環境です!夜間部の特徴については是非こちらからご確認くださいませ😂 <柔道整復学科 夜間部 特徴紹介> 学生さんたちの「勉強したい!素晴らしい治療家になりたい!」という気持ちに応えるためにも、学校として引き続きサポートしていきます! 本校では仕事終わりでも参加しやすいイベントもご用意しておりますので、ぜひご参加ください✨ <仕事帰りに参加できる平日イベントはこちら!> 皆様のご参加をお待ちしております! ご不明点がございましたら、事務局・入試広報までお問い合わせください!! 電話03-3208-7741/メール info@nihonisen.ac.jp]