【片橋先生コラム】雪が降ると・・・
2024/03/01
日本医学柔整鍼灸専門学校です。
今回は柔道整復学科専任教員 片橋先生によるコラムの第49弾をお届けします!
雪が降ると・・・
こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です
川津桜が見頃を迎え、暖冬の終盤に寒くなっていますね
お元気ですか?
春の暖かさの前に雪が降るかもしれませんね
雪が降ると珍しさでうれしくなりますね
その一方で、交通機関への影響や足元の悪さから日常生活への支障が少なからずあります
電車が止まったり、自動車や自転車に乗るのを控えたりしますね
私は学生時代に自転車で雪道を曲がって、すってーーん、と転んだことがあります
ほとんど雪が降らない地方の出身で、雪の中、自転車に乗ったことがなかったのです
近所の方に、「滑るから気をつけてねー」と声をかけていただいて雪道が滑ることを文字通り体感しましたよ
そう、雪が降ると滑るのです
滑ると、ケガをするのです
雪のあとは接骨院や整形外科にケガで来院する患者さんがいつもより増えます
特に目立つのが高齢の女性
転んで手をついて肩の付け根や手首を折ることが多いです
上腕骨外科頚骨折とコーレス骨折というケガになりやすいですね
どちらも長い骨の端が折れるものです
骨は真ん中と端では材質が違っています
高齢になると骨のミネラル(カルシウムなど)が減ってきます
骨のミネラルが減ってスカスカになると当然、骨の強度が下がって折れやすくなる
この状態をなんというでしょう?
ご存知の方もいらっしゃいますよね
骨粗しょう症です
骨密度が低下した状態です
長い骨の端は骨粗しょう症になりやすい部分なのです
女性ホルモンは身体の女性らしさだけでなく、骨の新陳代謝も調節しています
そのため閉経を迎えて女性ホルモンが減少すると骨粗しょう症になりやすくなるのです
しかしながら、高齢の女性に限らず、転倒はケガにつながりやすいもの
だれかのように、すってーーんと転ばないよう、雪の日の足元には十分お気をつけくださいね
(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)
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