柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校
(2025年4月 校名変更予定)

柔道整復学科 BLOG

【片橋先生コラム】さんかくきん

2024/09/02

日本医学柔整鍼灸専門学校です。

今回は柔道整復学科専任教員 片橋先生によるコラムの第57弾をお届けします!

さんかくきん

今日のお話は「さんかくきん」です

三角筋ではなく、三角巾

三角巾というと…頭に被って、エプロンをして、お鍋を持って、レッツクッキング♪

って、ことではありません

医療で使用する白い布の方です

広げると大きな二等辺三角形をしています

どのような使い方をご存知ですか?

「首にかけて腕を吊る」が頭に浮かんだ方が多いですよね

接骨院や整形外科ではこの使い方がほとんどだと思います

では、腕を吊る際に三角巾のどこを体のどこにもっていくかはおわかりですか

ポイントは三角巾の三隅のうち、直角になっているところです

二等辺三角形の頂点であるココを、肘に当てるのです

あとは、腕を包んで両端を首で結んで完成

肘の角度は90度が基本です

腕が下がってしまうと重いんです

余った端同士を結びます

この結ぶ位置は首の後ろと思われがちですが、首の横がいいですよ

首の後ろは筋肉が薄く、背骨の出っ張りがあったりで、長く三角巾をしていると痛くなってしまうんです

ですから、少し肉厚の部分に結びます

結び目がシャツの上になるようにすると、より痛くなりにくいです

肘の余分な布は結んだり、中に入れ込んだりします

疾患やケガの状態によって、腕の位置を変えて吊ることもあるんですよ

また、三角巾を細長くたたんで使うこともあります

こちらは、次回にご紹介しますね

(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)

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