柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校
(2025年4月 校名変更予定)

柔道整復学科 BLOG

【片橋先生コラム】杖(つえ)

2024/11/07

日本医学柔整鍼灸専門学校です。

今回は柔道整復学科専任教員 片橋先生によるコラムの第60弾をお届けします!

杖(つえ)

みなさんは杖(つえ)にご縁はありますか?

高齢の方が使う物でしょ?なんて声が聞こえてきそうです

確かにそうですよね

からだを支えるものですから、足腰が弱くなったり筋力が弱くなったりしたときに使います

年齢が高くなるとこのようなことが起きますよね

からだが不自由になって移動がむずかしくなったときに使うのですね

若くてもこのような不自由さが起きることがあります

けがをしたときです

けがをしたときによく使うのは、松葉杖(まつばつえ)

大きなものですから、骨折など大きなけがのときに使うんだよね?

と思われるかもしれませんね

あしをけがして体重をかけられない、かけない方がよい場合は左右に松葉杖を持つことで、あしを浮かせたまま移動することが可能です

あしではなく、骨盤の骨を骨折して使う方もいます

スポーツをやっていて鍛えられた筋肉や腱が着いている骨を引っ張って小さな骨折が起こることがあるのです

足首の捻挫でもひどい場合やけがした直後は松葉杖を使って痛めた足の負担をできるだけ減らすと治りがよいですよ

松葉杖を2本ではなく1本だけ使うこともあります

その場合、どちらの手で松葉杖を持つでしょう?

けがしている側か、していない側か?

正解は、こちら!

痛めたあしに負担をかけないように反対側に持った松葉杖に体重をかけて歩くのです

痛めたあしと反対側の手に持った松葉杖を同時に出してその後にけがしたあしを動かすのです

松葉杖の高さやからだにあてる部位も大切です

・上の高さは、わきから4~5㎝下
・下の高さは、肘が少し曲がるくらい

わきには神経が通っていて松葉杖をあてると圧迫してしまう可能性があります

ですから、わきより少し下の胴体にあてます

擦れやすいのでタオルなどを巻くとよいですよ

(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)

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