【コラム】柔道整復師にキャリアチェンジしたくなる5つの理由
2018/10/24
<理由1>手に職をつけて、国家資格を取得したプロになりたい
柔道整復師は、医療国家資格です。
高校卒業後に、厚生労働省が許可した養成施設(専門学校や大学など)で3年以上、柔道整復師となるのに必要な知識および技能を修得し、その上で国家試験に合格しなければなりません。
それだけ専門性の高い、プロの職業とも言えます。
柔道整復師の国家資格を取得すると、接骨院・整骨院を開業できる権利が得られるほか、整形外科病院での勤務、福祉施設での機能訓練指導員としての勤務、スポーツトレーナーとしてプロスポーツチームへの帯同など、活躍できる場が数多くあります。
つまり、柔道整復師は「接骨院(整骨院)の先生」というだけの時代ではないということ。
ご自分の希望に沿って、『身体のプロ』として多方面での活躍ができることも、手に職をつけたいキャリアチェンジ層に人気の理由です。
<理由2>もともとスポーツ経験者、だからスポーツに関わる仕事がしたい
スポーツトレーナーとしての道が選べるのも、柔道整復師へキャリアチェンジする理由の人気のひとつです。
これまでの経験から、スポーツ好きが高じて、スポーツトレーナーを目指して柔道整復師の資格取得を目指す人も多くいます。とくに、子どもの頃からスポーツに打ち込んできた人にとって、スポーツトレーナーは大きな存在なのではないでしょうか。練習や試合でケガをした際にお世話になり、恩人のように感じている人もいるはずです。
柔道整復師の資格を持ったスポーツトレーナーと、理学療法士など他の国家資格を持ったスポーツトレーナーとの最大の違いは、「ケガに強い」ということです。
もともと柔道整復師は骨折・脱臼・捻挫・打撲などの外傷に対する施術が可能な職業です。そのため、スポーツで起こるケガに対してその場で応急処置ができるという強みがあります。
加えて、『身体のプロ』としての豊富な知識を活かして、筋力や瞬発力を鍛えるメニューを考えることもできます。
つまりスポーツトレーナーとして活躍する柔道整復師は、スポーツ選手にとって欠かすことのできない職業です。そのため、スポーツトレーナーへの憧れや、将来は何かしらのスポーツに関わる仕事をしていきたいという夢を持つプロスポーツ選手が、柔道整復師へのキャリアチェンジを目指すケースも多くなってきています。
たとえプロスポーツ選手ではなくても、コーチ経験や学生時代の部活経験からスポーツトレーナーを目指し、柔道整復師の国家資格取得にチャレンジする社会人も多いです。
<理由3>近い将来、独立・開業したい
同じ医療国家資格でも、理学療法士や作業療法士は医師の指示がないと施術できません。しかし、柔道整復師は、定められた業務範囲内であれば自ら判断して施術することができます。
そのため、開業権が与えられており、一定の経験を積むことで開業が可能です。
将来的な独立を視野に入れながら30代後半から転職を思い立ち、会社勤めをしながら夜間の専門学校に通って柔道整復師の国家資格に合格し、接骨院で一定期間経験を積んだ後に開業にこぎつけたという人も、この業界では珍しいことではありません。
このように、将来は自分の接骨院を経営してみたいという考えを持った人も目指す資格でもあります。
<理由4>施術家、治療家になって、人を助ける仕事をしたい
さらに柔道整復師への転職理由でよくあげられるのが、人を助けたいという気持ちです。
家族や友人など身近な人がケガをしたことがきっかけで、その人の役に立ちたいと感じることが柔道整復師を目指す理由になります。
柔道整復師は、『整復法』『固定法』『後療法』と呼ばれる手技をもつ、施術の専門家です。
よく整体師と勘違いされますが、実はまったく違います。
柔道整復師はこれまで述べた通り国家資格ですが、整体師は民間資格です。
また、整体師は保険診療が認められておらず、患部の施術はできません。
超高齢社会を迎えている日本において、柔道整復師は高齢者にとって重宝される職業であり、身近な存在でもあります。膝や関節の痛みなど、日常生活に支障があるにも関わらず、高齢のため手術ができない。そんな高齢者にとって、投薬や外科手術以外の方法で骨や関節を施術できる柔道整復師は、これからの社会で益々需要が高まっていく職業だと考えています。
困っている人を助けているという実感を毎日の仕事で得られるやりがいの大きい職業のため、キャリアチェンジに選ばれる職業なのです。
<理由5>年齢を気にせず、すっと続けられる仕事につきたい
会社勤めをしていれば定年を迎えて退職するのが一般的です。一方で、柔道整復師に定年制度はなく元気である限り働くことができます。柔道整復師の業界ではベテランほど手技のレベルが高いという世界でもあり、独立開業して70~80歳を過ぎても働いている人がいるなど、定年という概念がありません。
年齢に関係なく活躍できる職業であることも、柔道整復師へのキャリアチェンジ志向が高まる理由でもあります。実際、退職後の生活に漠然とした不安を感じて、年齢に関係なく働ける職を求めた結果、40代や50代から柔道整復師の免許を取得して、転職に成功している人もいます。
柔道整復師の世界は、さまざまな経歴を持った、さまざまな年齢の人が活躍できる業界。
あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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2024/11/22コラム
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こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第60弾をお届けいたします! トレーニングの適時性 トレーニングをしているのに、「結果が出ない」、「筋肉がつかない」など自分で効果を感じていない人が多くいます。 その背景には、具体的に方法や理論を理解していないことがあげられます。 自分自身の身体や競技の特性についてある程度の知識がなければトレーニングを効果的に行うことができません。 特に、成長期では人によって発育に差があるため成長に合わせたトレーニングを行うことが大切で、間違った認識によりトレーニング効果を半減させたり、障害を発生する要因となることがあります。 正しい知識を理解してから自分がどうなりたいかを具体的に考えて、プログラムを立てていくことをしてほしいと思います。 そうすれば最も効果的なトレーニングができるようになり競技力向上とケガをしない体に変化し、目標も達成していくことができます。 1.トレーニングの原理 トレーニングには効果を獲得するための基本的な要素があります。 ① 普段使う筋力よりもキツイと感じる負荷をかける。(過負荷) ② 競技の特徴をよく理解し、競技に必要な能力を向上させる。(特異性) ③ トレーニングの持続期間を長く継続することで効果を持続させる。(可逆性) 2.トレーニングの要素を達成するために必要なこと(原則) ① 基礎能力がない状態でトレーニングをしても効果が少なくなるため、偏ったトレーニングにならず原因を追究して土台となる基礎能力を上げることが必要です。そのためには全身の能力を高めていきましょう。 ② 計画がなく形だけ真似をして行うのではなく、何を鍛えどこを鍛えているのか十分に理解して意識しながら行っていきましょう。 ③ 自分のレベルに合わせ強度が軽いところから徐々に負荷を増やしていき段階的に内容を変えていくことが大切です。年齢、男女、体格、体力、競技レベル、経験値などの違いを考えて焦らずに一つ一つ行っていきましょう。 ④ 柔軟性は日ごと、筋力は週ごと、スピードは月ごと、持久力は年ごとに改善すると言われています。それぞれの能力が得られる時期も差があるため、目標を立てたら計画的に反復してトレーニングを行うことが必要です。目標を達成することは辛いことでもありますが諦めずに続けていきましょう。 3.トレーニングの適時性 年齢によってどのようなトレーニングが効果的かという大切な時期があります。 年齢に応じて発達する能力が異なるので、その年齢に合わせたトレーニングを行うと将来の基盤ができ、成長を妨げることなく能力を引き出すことができます。 ① 11歳以下の小学生・乳児 脳神経系の発達が一番活発になる時期です。 運動神経の80%はこの時期で完成されます。 この時期では運動経験が「身のこなし」や「センス」につながるので、「コーディネーショントレーニング」を行うのがベストです。 体の動きや力の加減を調整する「運動神経」を鍛えるトレーニングであるため、リズム、バランス、変換、反応、識別などの複雑な動きの能力を鍛えることができます。 ② 12歳~14歳の中学生 心臓などの臓器が発達し、それに応じて骨格も大きくなります。 循環器系の発達が最も高い時期なので持久力を鍛えるならこの時期が適しています。 中学生の時期を過ぎると心肺機能の大きな発達は期待できません。 ③ 15歳~18歳の高校生 ホルモンの働きが活発になる次期で「筋力トレーニング」を始めるのに適した時期となります。 昨年よりも1年間で伸びた身長の量が少なくなってきたら筋力トレーニングの開始時期と判断していいと思います。 ただし、骨と筋肉は同じように伸びてくれません。 骨の成長が続いている時期に筋肉トレーニングを多く行うと筋肉が引っ張られるようになり、いわゆる「成長痛」ということが起こってしまうので、コンディショニングを整えて身体を把握しながら筋力トレーニングを行うようにしていきましょう。 その他にも男女の性差による特徴があり、12歳頃までは男女の体力には大きな差は見られません。 13歳以降になると男子の方が女子よりも成長や体力においても上回るようになっていきます。 それは男性ホルモンと女性ホルモンの違いによるもので、13歳以降の男子は、男性ホルモンが作り出されるようになるため筋肉がつきやすくなりますが、女子は女性ホルモンの影響で脂肪がつきやすくなります。 男女ともに成長期は身体が変化する時期なので、日常生活や睡眠、食事も管理しながらトレーニングをすることが好ましいです。 適時性に合わせたトレーニングは、身体の基礎作りやあらゆる競技スポーツの土台作りになります。 個々に合ったトレーニングを考えて実施しましょう。 ♡モノローグ♡ 寒くなりましたね。 寒さは心に影響すると言われています。 寒いと何となく寂しい気持ちになることがあったりしませんか? 私たちの感じ方や捉え方は環境や周囲の影響を受けていることが多くあります。 冬の寒さを感じることで気持ちに変化をもたらすことを「身体化認知」といいます。 気分が落ち込んだりしたときは温かい飲み物を飲んだりすることで気持ちを和らげることができます。 今日、仕事の帰りに虹が出ていました。 寒さを感じながらも心が温かくなり、疲れが癒されました。 明日はきっといいことがあるかもしれませんね。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子]
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2024/11/11授業見学
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2024/11/07コラム
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2024/10/25コラム
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2024/10/13コラム
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