柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校
(2025年4月 校名変更予定)

柔道整復学科 BLOG

スポーツ障害と柔道整復師

2019/06/12

スポーツととても関係の深い柔道整復師。
部活動やスポーツジムなどこれまでスポーツを経験した方は、ケガや痛みなどで接骨院や整形外科に通院された方も多いかと思います。そこで施術をおこなっているのが柔道整復師です。

1、スポーツによる傷害とは?

スポーツによる傷害には、スポーツによる運動器の外傷(スポーツ外傷)とスポーツを続けることで起きる身体の障害(スポーツ障害)の総称です。

①スポーツ外傷
運動中に人とぶつかったりひねったりした場合など1回の強い外力によって起こるケガ
・例えば…骨折、捻挫、靱帯損傷など

②スポーツ障害
比較的弱い力が体のある同一部位に繰り返し加えられることによって起こるケガ
・例えば…野球肘、疲労骨折、シンスプリント、ジャンパー膝など

柔道整復師の施術法は、柔道整復術という柔術という武道から生まれています。
武道から生まれた施術法だからこそ、スポーツ障害にもより有効的とも言えるのです。
そして、柔道整復師の行う施術はメスなどを使わないため、体に負担をかけずに施術することができます。

柔道整復師は、スポーツ障害に対して有効的な施術ができるため、医療の現場だけでなく、
スポーツの現場で活躍することが増えています。

2、スポーツ障害について

身体を動かすことは体力の維持・向上につながり肥満の解消にも役立ちます。でも、スポーツをし過ぎると、ケガや蓄積疲労による疲労骨折など「スポーツ障害」を起こす危険性も出てきます。
スポーツを健康的におこなう方法をご紹介しましょう!

①スポーツ障害の原因とは?
スポーツによる傷害には、打撲・捻挫・骨折などの運動中に起きるケガから、疲労による関節の変形・疲労骨折など急性と慢性によるものがあります。とくに慢性のスポーツ障害は、使い過ぎ症候群とも言われ、スポーツによって疲れた身体の組織が十分に癒されずに起こるケースと、同じ部位を使い続けたために起こるケースがあります。
<慢性的なスポーツ障害の起きるおもな原因>
①身体能力の限界を超えた運動
②過度なトレーニングやスケジュール
③同じ部位の使い過ぎ
④休養や睡眠不足
⑤栄養不足 など

②スポーツ障害を防ぐには?
スポーツ障害を防ぐために一番大切なことは、スポーツを始める前に自分の体力や運動能力を知ることです。また、スポーツをする前にはストレッチなどの準備体操、スポーツをした後にはクールダウンなどの整理体操をして、筋肉や靱帯に疲れを残さないことが重要です。休養や睡眠、栄養摂取もスポーツ障害を予防するには欠かせないでしょう。

③スポーツ障害が出てしまったら?
スポーツ障害はスポーツをしている時に鈍い痛みがでたり、スポーツが終わったあとにも痛みが残ったり、さらに段階が進むと安静にしている時でも激痛が走ったりすることもあります。
症状が出たらその部位を安静にしていることが最も大切です。組織が変形したり、骨折しているなど外科的な外傷がある場合もあります。その場合には接骨院や整形外科などの受診をおすすめします。

3、スポーツ障害と柔道整復師


柔道整復師は医療系の国家資格取得者になります。
そのため、スポーツ外傷になってからの施術におさまらず、スポーツ選手の疲労を取り除き蓄積させないこと、また身体の痛みを緩和することにより、スポーツ外傷を予防し、しいてはスポーツ障害を引き起こさないようにする、スポーツに強い臨床家として知識とスキルを兼ね備えた医療人と言えるでしょう。

「人生100年時代」といわれる日本社会では、今後ますます『健康』や『予防』が注目されます。
柔道整復師の活躍する場もさらに広がり、これまでの「接骨院の先生」というイメージだけではなくなるでしょう。

 

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