肩こり×柔道整復師
2019/07/18
パソコンやスマホなどを使うことによって、つらい肩こりでお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回は肩こりの治し方についてレポートします!
1、肩こりの原因は「筋肉への過剰な負荷」と「血行不良」
「肩こり」とは病名ではなく、首の後ろから肩や背中にかけてコリや不調を感じたときの総称です。対象範囲も広く、症状の人によってさまざまあります。
そのなかでもおもな原因は2つ、「筋肉への過剰な負荷」と「血行不良」と言われています。
《「筋肉への負荷」と「血行不良」の要因は?》
①姿勢の崩れ
デスクワークやパソコン・スマホなどの使用が原因で姿勢が悪くなると骨格が歪んでしまうことがあります。骨格が歪んでしまうと筋肉に負荷がかかってしまい肩こりの原因になることがあります。その代表的なものがストレートネックです。
ストレートネックになると、頭部を支える首から背中の筋肉に大きな負荷がかかり、その結果、肩こりを悪化させる要因になることがあります。
②眼精疲労
眼精疲労が原因で肩こりが悪化してしまうことがあります。パソコンやスマホなどで目を酷使すると後頭葉に血液が停滞してしまい、肩こりを感じてしまうことがあるのです。
③冷え性
体が冷えてしまうと血行不良をおこして、肩こりになりやすいと言えます。
冬の寒い季節以外でも夏のクーラーでも血行不良を起こすので、この季節は暑いからといってシャワーだけでなく、ゆっくり湯船に使って血行促進をすることもおすすめです。
また冷たい飲み物をよく飲む習慣のある人は気を付けましょう。
④歯の治療
歯の治療が肩こりの原因になってしまうこともあります。歯の治療で噛む時の左右のバランスが変わってしまったりして、その影響で頸椎のバランスが崩れてしまい、筋肉に負荷がかかって肩こりの原因になることがあります。
2、その痛み、「肩こり」ではなく「頸椎ヘルニア」の可能性も?
肩こりと勘違いしやすいのが、「頸椎ヘルニア」です。頸椎ヘルニアは、頸椎に圧力がかかってしまうことで、椎間板の真ん中にある髄核(ずいかく)が飛び出して神経を刺激している状態です。そのため、首や肩や腕などの痛みだけでなくしびれが出てくることがあります。
椎間板ヘルニアの痛みは筋肉だけなく神経からきているため、一般的な肩こりの治療法や対処法とは違うので、しっかりと医療機関で診断してもらいましょう。
3、柔道整復師が接骨院で「肩こり」を施術する内容とは?
接骨院は、柔道整復師の医療系国家資格を持つ人が施術をおこなう施設です。
おもに3つのステップで「肩こり」の施術を行うことが多いです。
①筋肉をほぐず
柔道整復師によって、硬直して血行不良を起こしている筋肉を、温熱療法・低周波治療器・手技などでほぐします。筋肉の硬直や血行不良が改善されると肩こりが一時的に緩和します。
でも、ほぐすだけではまた筋肉が固くなって肩こりの痛みを感じてしまいます。
そのため、次の2つのステップがあります。
②骨格を整える
骨のゆがみは筋肉に痛みを発症させる原因になります。つまり、いくら接骨院い通って柔道整復が筋肉をほぐしても骨がゆがんでいる限り、また肩こりは再発してしまいます。
そのため、柔道整復師はほぐしのほかに骨格矯正で骨を正しい位置に戻して、肩こりを再発しない体作りを指導したりします。
③インナーマッスルを鍛える(運動療法)
柔道整復師は電気刺激で筋肉を鍛える場合もあれば、運動療法によって筋肉を鍛える方法を指導しています。
骨格矯正も同様ですが、運動療法も繰り返し行うことに意味があります。そのためには、
医療系国家資格者である柔道整復師にプロの知識、手技で行ってもらうのがおすすめです。
4、普段の生活で心がけることは?
①健やかな生活を送る(運動・睡眠・食事)
・運動:水泳などで肩甲骨周りの筋肉を動かして血行を良くする。
・睡眠:1日6時間以上の睡眠をとって、筋肉の疲労回復に努めましょう。
・食事:栄養バランスを意識して、特にたんぱく質や旬の食材を食べるといいでしょう。
②姿勢を正す
姿勢の悪さは肩こりの原因になります。長時間のデスクワークやスマホ操作は首から背中にかけての筋肉に負担がかかるので、1時間に1回は立上がり、歩いたりストレッチをして筋肉の硬直をほぐすとよいでしょう。
現代人の悩みとも言えるつらい肩こりの痛みは、筋肉や体の使い方のプロである柔道整復
師のアドバイスを参考に、ぜひ解消してください。
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