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柔道整復学科 BLOG

【コラム】カラダとココロに優しいマタニティケア

2019/07/23

“女性が安心して出産できる体に”
“出産後の体の負担を和らげる産後ケアに”

いま、鍼灸院や整骨院では、こんな想いのプレママやママたちがいらっしゃいます。
肉体的にも精神的にも変化や負担の多い、妊娠~出産~育児。
女性たちが求めるマタニティケアについてご紹介します。

1、妊娠中のカラダとココロの悩み

女性が妊娠すると出産に向けて体が準備は始めます。
女性ホルモンが増加、ホルモンバランスの変化で体にいろいろな変化が起こります。

①骨盤が開いてしまう
②お腹の重みで腰が痛くなる
③足がむくんでしまう
④肩こりや頭痛
⑤便秘
⑥慢性的な疲労を感じる
⑦つわりや食欲減退
⑧不眠
⑨ほてり
⑩出産への不安、できることへの制限によるストレス など

体だけでなく、心にも不調を感じてしまう女性も少なくありません。
でも、せっかくのマタニティライフを幸せな時間としてお腹の赤ちゃんと楽しく過ごすために、マタニティケアを求めるプレママやママが増えてきているのです。

2、マタニティケアのおもな効果

マタニティケアをおこなう場合には、多くの鍼灸院や整骨院ではうつ伏せにならずに横向きや上向きの姿勢で赤ちゃんに負担をかけないようにケアをおこないます。
腰痛・肩こり・むくみ・便秘・頭痛などを緩和して、リラックス効果もあるため、心身を安定させることができます。母体の安定によって、お腹の赤ちゃんも元気になります。

①お腹の赤ちゃんにも良い効果

赤ちゃんがお腹にいるママの体は、お腹が前に出ることで歩き方に変化が起きたり、
妊婦さん特有の腰痛や肩こり、そして思わぬ体調不良があったり…。
でも、例えば骨盤を支える足元の筋力アップや肋骨の動きを変えていくことで、呼吸が
しやすくなり、お腹も赤ちゃんもイキイキと成長しやすくなります。
歪みの調整だけでなく、婦人鍼灸などでつわりやむくみ、腰痛などの最適な治療をすることで、ママも気持ちが楽になったり、リフレッシュできるので、お腹の赤ちゃんにとっても良いでしょう。

②筋肉をほぐすことで出産を楽に

股関節や骨盤周辺の筋肉をほぐしておくことで、股関節が柔らかくなったり、骨盤が開きやすくなる効果が見込めます。そのため、分娩時に赤ちゃんが通りやすくなり出産が楽になるといわれています。
妊娠中や出産時だけでなく、産後の負担軽減にもつながります。

③出産後の体への負担を和らげる産後ケア

出産後の体は、分娩時のかなりの体力の消耗と、骨盤をはじめとした体のさまざまな箇所に大きく負担がかかった状態となります。
また、出産後は10ヶ月間におよぶ妊婦生活で時間をかけて変化した体が、産後急激に元の体に戻ろうと変化します。
加えて、新生児の育児がスタートすることで寝不足、疲れ、肩こり、腰痛、腱鞘炎、便秘などの心身ともに疲れが溜まり、産後うつを引き起こすこともあります。

産後の不調は、骨盤を整える筋肉や靱帯の歪み、背骨などの別の部位にもトラブルが生じやすくなり、さらにホルモンバランスの変化や生活リズムの乱れなどによって、メンタルのバランスも崩れやすくなります。
こうした産後のケアをすること快適な育児ができるようにするために、ママ自身も自分にことを大切に、労わってあげたいですね。

出産は女性にとってとても大きな経験です。
マタニティケアで、女性が楽しく、快適な妊婦生活を送ることができたら、ママも赤ちゃんも、そして周りのご家族にも笑顔が増えて素敵なことですね♪

 

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