川崎先生コラム第5弾「スポーツ障害を克服してあなたの笑顔が輝く日々を・・・・・」
2021/04/02
4月になり仕事や学校など新しい環境での生活がスタートしますね。
日本医学柔整鍼灸専門学校では、4月1日に入学式が行われ、新入生がこれから社会に貢献し活躍する医療人を目指し輝く未来へスタート致しました。
『柔道整復学科、鍼灸学科の皆さん、ご入学おめでとうございます。』
さて、春本番になり暖かくなりましたね。
新生活も新たに色々チャレンジしてみようと考えている方も多いのではないでしょうか。最近は、町中でランニングをしている方を多く見かけます。
私も時間をみつけてランニングをしています。
しかし、オーバーユースにより足が痛くなってしまい思うように運動ができなくなってしまいました。
接骨院にもランニングによる足の障害をかかえて悩んでいる方が多く来院します。
今回は、ランニングによるスポーツ障害の一つ、腸脛靱帯炎についてお話したいと思います。
ランニングで起きるスポーツ障害とは
ランニングによって発症する障害は、腸脛靱帯炎や鵞足炎による膝周囲の痛み、足底筋膜炎による足底部の痛み、成長期にみられる疲労骨折などがあります。
どれも放置すると悪化し治るまでに長期間となり、日常生活にも支障をきたすことになります。早めに治療をすることをお勧め致します。
腸脛靱帯炎とは
ランニング障害の一つで、ランナー膝と呼ばれるものです。ランニング時にひざの屈伸運動で腸脛靱帯と大腿骨外側上顆が摩擦することにより生じる炎症とその間にある滑液包の炎症です。
素因としては、大腿骨外側上顆の形態異常、O脚などが考えられています。また、トレーニングの問題としては、練習量の増加やスピードの急激な増加、また靴の問題などがあり練習環境の問題なども関係しています。
ランニングを始めたばかりの人、体力が弱い人、筋肉が硬くなっている人も要注意です。
症状は、運動時や歩行時に体重の負荷がかかると膝の外側にズキズキと痛みが出現します。
ランニング動作の運動
ランニング動作では、膝を屈曲(曲げる)した状態で着地し衝撃を緩衝します。
その後、膝の伸展(伸ばす)運動により体重を持ち上げ、足底部が地面から離れる直前から膝の屈曲運動が生じ、最後に膝の伸展運動により足底部が再び地面に着地する動きをします。1ランニング周期に膝は2度の屈伸運動が行われることになります。
この運動により、腸脛靱帯は大腿骨外側上顆の前・後を繰り返し移動するために炎症を起こします。
ランニングの足の着地時は膝に体重の5倍ほどの負荷がかかります。
痛みが出たらどうするの
1、急性期は、患部のアイシングを行い、炎症を軽減します。できるだけ負荷をかけずに安静にすることが一番です。
2、痛みが落ち着いたらストレッチを行い、緊張した腸脛靱帯の柔軟性をつけることを行います。
3、回復すると、痛みが出ない範囲で股関節周囲や大腿部の筋力トレーニングを行っていきます。
4、痛みが出ずに筋力トレーニングもできるようになるとランニングを徐々に再開していきます。
痛みが治まっても再発することがあるので原因を取り除きウオーミングアップをしっかり行い柔軟性をつけることが予防につながります。
痛みが起きる原因は症状の出ている部分だけが原因とは限りません。
運動自体は全身の運動連鎖で成り立っていますので体のバランスを整えることも重要です。
本校(日本医学柔整鍼灸専門学校)には、コンディショニングセンターがあり、競技スポーツ選手や趣味でスポーツを楽しむ方などのサポートを行っています。
専門のトレーナーの方に相談してランニングフォームの見直しや体のバランスをみてもらい改善を行うといいでしょう。
腸脛靱帯のストレッチ
①ストレッチポールを使用したセルフケアー
ストレッチポールを太ももの外側に押し付け、太もも外側がほぐれるように上下に動きます。腸脛靭帯の緊張をほぐすことで柔軟性をつけることができます。
②腸脛靱帯を伸ばす
太ももの外側を伸ばすことによって腸脛靭帯の伸長性をつけるストレッチです。
脚を伸ばして座り、片方の脚をクロスさせて立てます。上半身を前方へ体重をかけるようにしていき太ももの外側を
伸ばしていきます。
③脚をクロスさせて上体を倒す
立った状態で脚をクロスさせ、この状態から上体を横に倒していき太ももの外側を伸ばしていきます。
柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科専任教員 川﨑有子先生監修
最近は運動量が少ないので野菜中心の食生活をして頑張っています。ちょっと見られていないと思いレッドブル(エナジードリンク)を飲んでいたらさりげなく「糖分高いよ~」とささやかれました。笑笑(*^O^*)V
シュガーフリーというのがあるので今度から無糖の翼に変えよう~(☆。☆)
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