【ケガゼミ】厚紙副子による一体型固定法
2021/07/28
こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校広報担当です。
7/27(火)に4大柔整ゼミのひとつ、「ケガゼミ」が行われましたので、その様子をお届けします。
担当は本校の学校長、奥田先生と柔道整復学科専任教員の横山先生です。
本日は主に肩を脱臼したときの施術で行われる「厚紙副子(あつがみふくし)による一体型固定法」を勉強していきます。
厚紙副子は段ボールのもっと薄い紙をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません♪
初めはこの状態から…
自分の肩や腕に合わせて作成していきます!
図工のような感じで、みんな楽しそうに作っていました♪
この厚紙副子を施術箇所の肩にはめ、その上から包帯を巻いていきます。
包帯は「ずれない・とれない・ゆるまない」巻き方が大切です。
少し圧をかけながら、空気を入れないように巻いていきましょう。
生徒へお手本として巻くだけでなく、壁を人の肌に見立てて「巻くのではなく、貼り付ける感覚」と、奥田先生から説明がありました。
なるほど、わかりやすいです!
続いて、三角巾で固定する時には、ひじの角度と結び目の位置が大切です。
腕に負担がないように…首の頸動脈を締め付けないように…患者さんのために配慮すべき点は数多くあります。
施術方法を間近で見て説明を聞き、生徒たちのイメージもできたところで、実際に巻いていきましょう。
「苦しくない?」
「もう少し結ぶ場所をずらした方が良いよ」
とお互いにアドバイスし合います。
全学年合同のゼミなので、上級生から下級生にアドバイスしている場面も。
ひじの角度の調整が難しかったようですが、先輩のアドバイスでフィットする巻き方に♪
その頼もしい姿に、広報としてとても嬉しくなりました!
横山先生は、三角巾の巻き方を生徒に見えやすいようにお腹に巻きながら教えます。
上手に結べた時は「できたね!」と生徒以上に嬉しそうな表情の横山先生。
マスク越しでもあふれる笑顔がわかりますね♪
今回は厚紙副子という道具でしたが、これは文房具屋さんに販売されている厚紙や6缶パックビールの紙でも代用することが可能です。
これからの季節、キャンプや山登りで突然の事故があった場合、この一体型固定法で処置することができます。
「その場にあるもので処置できる」ということが柔道整復師の良いところでもある、と奥田先生。
施術方法だけでなく、柔道整復師の魅力もわかったケガゼミでした!
本校ではゼミの見学会も行っています。
>>ゼミ見学会のお申し込みはこちら
是非お気軽にご参加ください。
皆さまのご来校を心よりお待ちしております!
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