柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校
(2025年4月 校名変更予定)

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川崎先生コラム 第16弾「幸せな時間の後は・・・おなかポッコリ!!みんなが悩むお正月太り」

2021/12/24

こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。

川崎先生コラムの第16弾をお届けいたします!

幸せな時間の後は・・・おなかポッコリ!!みんなが悩むお正月太り

いよいよお正月ですね。

食べることが大好きな私はお正月のおせち料理はもちろん、その他美味しい食事が至福の日々となります。

実家に帰省すると気を遣ってあれもこれもと作ってくれます。

母の手作り料理は格別に美味しく、家族団欒は一層食欲を増します。

また、親戚が来ては食べるという1日に何食もして空腹になる時間がないほど食べてしまいます。

一番問題なのは、動かないで食べてゴロゴロ、間食をしてカロリー摂取が多くなること、そもそも食べる量の多さです。


皆さんも同じだと思いますが、毎年の事ながら幸せな時間の後は体重計にのることが恐ろしくてお正月太りをどう解消しようか悩みます。

とはいっても後悔しても仕方ないのでまずは元の状態に戻すことを考えます。

しかし、大きくなった胃袋さん!

通常は握りこぶし二つ分くらいの大きさといわれていますが、肥大化した胃を小さくするには食事量を減らすことが手っ取り早い。

でも無理!無理!空腹に勝てず更に栄養を吸収するようになるので逆に太ってしまいます。

食べないダイエットほどストレスとなり逆に太りやすい体を作る結果になります。

今回は、お正月太りダイエットの秘訣をお話ししたいと思います。

1.痩せるために気を付けること

①生活リズムを整えよう

夜更かしや睡眠不足は代謝や食欲をコントロールするホルモンバランスが崩れます。

長く起きているとカロリー消費されて痩せるのではないか?と思う方もいると思いますが、睡眠に関わるホルモンが肥満の原因となっていて痩せにくい体を作っています。

睡眠時間が短いと食欲を刺激するグレリンというホルモンの分泌量が増え、逆に食欲を抑制するホルモンのレプチンの分泌量が減り、食べ過ぎになる傾向があります。

また、成長ホルモンは深夜22時~2時頃に分泌が多くなるとされているため寝ている間に脂肪分解作用が促進されます。

夜更かしは成長ホルモンの分泌を低下させ脂肪蓄積の原因になります。

遅くても夜0時までには寝るようにしたいですね。

理想の睡眠時間は6~7時間です。

睡眠が十分とれている人は体重増加のリスクが低下するといわれています。

②ストレスを溜めない

ストレスがかかるとストレスホルモンであるコルチゾールというホルモンが分泌されて脂肪を溜め込むように働きます。

コルチゾールは、ストレスを受けたときに脳から刺激を受けて分泌が増えます。

日常のストレスや食べないというストレスは脂肪を分解する代謝が低下して太りやすくなります。

2.ファスティングで食事のサイクルを改善しよう

ファスティングとは断食のことで、私も周期的に行っているダイエット法です。

断食かぁ~とがっかりしないで下さい。

ルールがあり、24時間のうち、1日3回の食事を8時間以内に済ませ、16時間のファスティングを行う方法です。

つまり8時間は自由に好きなものを食べるという制限方法です。

ファスティングをすると一定時間、食べ物が入ってこなくなるので内臓を休めることができます。

その結果、体調改善と体の若返りによる美容効果などが期待でき、血液中の糖質や脂質が減り、体内の余計な脂肪は分解されエネルギーとなるのでダイエットにもつながります。

3.BMAL1(ビーマルワン)の働きを利用しよう

8時間の食事で最も気を付けてほしい事は、18時~翌朝4時まではできるだけ食事を避けることです。

BMAL1は体脂肪増加の司令塔です。

食べた食物から、脂肪酸やコレステロールを合成する働きを活性化して体脂肪として蓄えようと働きます。

一方、体脂肪がエネルギーとして分解される働きを抑制します。

BMAL1が活性化するのが18時~翌朝4時の間で、急増するのは21時以降です。

この時間に食べた物は代謝されにくく、脂肪として蓄積されてしまいます。

夜食べると太る!とはこの作用との関りがあるのです。

逆に、BMAL1は、6時~16時の間は低下していて、最も少ないのが15時頃です。

脂っこい食事や炭水化物、3時のおやつなどはこの時間帯に食べても肥満になりにくいといわれています。

食べられないというストレスがなくファスティングができますね。

8時間は何でも食べていいとありますが、栄養バランスなど食事の質を考えて摂取することが必要です。

また、仕事がある方はどうしても難しいと思います。

18時頃までに炭水化物系を取り、帰宅後は野菜中心の軽い食事のみにするなど、分食をするのも方法の一つです。

お正月太りを改善するというより、食べたら動くことを心がければよいですが、ゴロゴロ、まったりしてしまった方は、規則正しい生活習慣と、BMAL1の働きを利用してお正月太りを改善してみましょう。

無理なダイエットは体調を崩してしまいますので少しずつ進めていってください。

健康的にダイエットする為には運動も必要です。

寒さにめげることなくウォーキングやストレッチをしましょう。

今年もあとわずかですね。
皆さんは、どのような一年でしたでしょうか?
また、来年の抱負はどのようなことを考えていますか?
私の来年の抱負は、『笑い』です。
振り返ると、思い出し笑いや心の底から込み上げてくるような笑いがあまりなかったと感じます。

精神科医である斎藤茂太先生が活き活きと人生を過ごすための秘訣として定義した造語に、「一生一若、一怒一老」という言葉があります。
「大いに笑えば一歳ずつ若返り、怒ったり悲しんだりすれば一歳ずつ老いる」という意味です。
笑いは良薬で、細菌やウイルス、がん細胞を死滅させるパワーを持つNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化されて免疫力が高まり自然治癒力が増加します。
また、痛みを和らげ、リラックス効果もあり記憶力や集中力が増加します。
笑うことは人にとって活力を生む大切な要素です。
私は自分自身や周囲の人にも福が来るように「毎日を笑顔で生きる」ということを実行していきたいと思います。
今年も1年間、コラムをご覧になっていただき、ありがとうございました。
来年もみなさまに様々な健康に関する情報をお届けしてまいります。
どうかみなさま、よいお年をお迎えくださいね。

川崎有子 柔道整復師・鍼灸師
本校柔道整復学科 専任教員


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