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2021/09/10コラム
- 浮谷先生コラム 第11弾 ~Birthday Olympic~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 浮谷先生コラムの第11弾をお届けいたします! 皆さんこんにちは。専任教員の浮谷です。 このブログは9月5日深夜から6日にかけて~東京パラリンピック2020が閉会式を迎えた日から記しています。 すでに先月、東京オリンピック2020や甲子園の高校野球大会も幕を閉じました。 コロナ禍で心配される中、今年の《スポーツの夏》も終わりが近づき、「オリパラ・ロス」というのでしょうか? テレビで観戦疲れの人もいるかもしれません。 今回は去り行く夏の大会を惜しみつつ、Birthdayネタで少々お付き合いください。 前回、私のブログでは年齢を隠さず「初老の哀感?」を漂わせていました。 申し遅れましたが自身のBirthdayは6月14日です。 ご存じのようにネットの時代になって、その日にどんなことがあったのか?すぐわかるようになりました。 そこでこの日の出来事~《今日は何の日》からOlympicや医学に関する当時の記録を取り上げてみたいと思います。 Olympic関連で申しますと、6月14日は 1914年(大正3年):「五輪旗制定記念日」 パリで開かれたオリンピック委員会で5色のオリンピック旗(五輪旗)が制定されました。 国旗で言いますと時代がさらに遡りますが 1777年:「フラッグデー」~アメリカ合衆国 アメリカ合衆国議会がこの日、星条旗をアメリカ国旗と制定しました。 日本のニュースでは 1940年(昭和15年):勝鬨橋(かちどきばし)が完成‼ これには少々解説を要します。 1940年直前の日本は「紀元2600年記念行事」の一環として帝都・東京でオリンピック1940と日本万国博覧会1940を開催すべく準備をしていました。 2つの国家的イベントのシンボルとしてこの日、可動橋「勝鬨橋」が完成したのです。 しかし残念ながら2つとも日中戦争の激化等で開催中止になってしまいました…。 記録によれば当初から両大会は現在の月島・晴海会場を設定し、銀座方面から隅田川を渡って入場する言わばオープニング・ゲートとしての役割を勝鬨橋は担っていたわけです。今回のオリンピックで言えば「高輪ゲートウェイ駅」と同じですね! 今や「開かずの橋」になってしまった勝鬨橋ですが「幻の東京オリムピック1940」「幻の日本萬國博覧会1940」のシンボルとして現在に至っております (注/オリムピックや萬國と記載すると、1940年の東京大会を意味するそうです)。 長くなってしまいました。続いては医学関連で2つほど。 「認知症予防の日」:医学者・精神科医であり、「アルツハイマー病」発見者のアロイス・アルツハイマー(1864年/ドイツ)の誕生日に由来して日本認知症予防学会が制定しました。 「世界献血者デー」:病理学者で「ABO式血液型」を発見したカール・ラントシュタイナー(1868年/オーストリア)の誕生日に由来して国際赤十字連盟や国際輸血学会などが合同で制定しました。 おまけ/前回のブログで『東京物語』~小津安二郎監督作品を紹介しましたが、映画がらみでもう1点、 1949年(昭和24年):映倫発足の日 この日、映画倫理規定管理委員会(映倫)が発足したことに由来します。ちなみにこの年の 小津監督作品は『晩春』!キネ旬第1位の名作です。 以前も記したことですが、皆さんもご自身のBirthdayを調べるときっと面白い発見がありますよ。 (監修/浮谷英邦先生:歯科医師・介護支援専門員) >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら]
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2021/09/03コラム
- 川崎先生コラム 第11弾「パラリンピックがきっかけで発展したスポーツ車いす」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川崎先生コラムの第11弾をお届けいたします! 東京パラリンピックが開催されて終盤を向かえていますが、様々な競技を応援していると困難があっても向き合い乗り越えようとする力と精神力に私自身も気持ちを駆り立てられました。 一番、感動したのはアスリート達の緻密な戦略と工夫で挑戦し続ける姿です。 テレビを観ていると心が熱くなり、今の私は挑戦し続ける思いや行動を忘れてしまっているなと、今までの自分そしてこれからの自分を顧みるきっかけとなりました。 そして、注目したのが車いすです。 選手の脚となり活躍しその機能や形態が進化していることです。また、選手の車いすの操作技術も凄いと感じました。 車いすの歴史 車いすの発祥については明確な背景がありませんが、車いすの原型は16世紀にヨーロッパで生活の中で使用されることがきっかけとなり知られるようになりました。 有名なのはスペイン王フィリップⅡ世が使用していた1595年に作られた下肢障害者用の車いすです。 4つの小型の車輪があり、リクライニングや小型の車輪が付いており、挙上式のフットサポート機能を備えた介助型の車椅子です。 その後、進化して18世紀にデザインも美しくなり駆動方式になりました。 19世紀に自転車が大流行したことで、現在の原型となる大車輪を駆動して自走できる形に変化し、ゴム製の車輪となり屋内、屋外の移動が快適にできるようになったといわれています。 日本では鎌倉時代に使用しているのがみられたといわれ、国産の車いすの製造は大正時代とされています。 スポーツがきっかけで車いすが発展 日本の戦後は、障害をもつ方が社会復帰をすることは余り考えられていなかった時代でしたが、1964年(昭和39年)に開催された東京パラリンピックで来日した海外の選手が自立した生活を送り、車いす自体も高度な機能を備えていることに影響を受け、それがきっかけとなり日本でも改革が進められるようになりました。 そしてこの頃にリハビリテーション医学が導入され医療機器として発展していきました。 スポーツで使用する車いすの種類 競技用の車いすは日常で使用する車いすとは異なり、競技の特性に合わせた形状や機能をもちます。 また、選手の身体機能を補うようにオーダーメイド仕様となっています。 [陸上競技用車いす] マラソンなどで使用されるレーサーという車いすです。 車体は軽く空気抵抗を受けにくい前輪が前方に出た3輪タイプで高速走向が可能な仕様になっています。 [バスケットやラグビー用車いす] バスケットやラグビーでは、選手同士が激しくぶつかり合う競技でもあり前方にバンパーが付いているのが特徴です。 ラグビーで使用されている車いすは選手みんなが同じ様式の車いすかと思っていましたが、攻撃型と守備型で形が異なります。 みなさん気付いていましたか? [テニス用車いす] テニスなどターンやダッシュなどの動きが多く小回りが必要な競技では、車輪が斜めに設計されているのが特徴です。 特にテニスでは、車輪の角度が大きくサーブなどで転倒しないように車いすの前後に小さな車輪が付いています。 スポーツ用の車いすは今でも進化し続けています。 フレームやハンドリム(駆動輪のを回転させる部分)は動きに強く、かつ柔軟性がある素材が使用され軽量化されています。 最も大事なのは選手が座るシートだそうです。 選手が座るシートの高さや膝のポジションによりタイムが変わるといわれています。 車いすも体の一部なので各選手に合わせたものが必要なのですね。 私たち柔道整復師は、臨床現場で車いすを使用する患者様のサポートをすることがあります。 安心して快適に使用してもらえるように配慮していきたいと思います。 最近、日本医専のお母さんと認められた私です。 もうそんな年齢になったんだな~と思いながら、日々学生の心配をしています。 学生はみんな素直でいい子ばかりです。 少し手が掛かるところもありますが夢に向かって頑張って欲しいと思います。 日本医専のお姉さんと呼ばせるために超音波美顔器を購入しました。 効果の程はわかりません。(本当は肌荒れが気になるから買ってみました。(*^-^*)) お姉さんと言われたら効果が出ているのだと・・・・・思います。 本校柔道整復学科専任教員 柔道整復師・鍼灸師 川崎有子 >>資料請求はこちら >>日本医専のイベント情報はこちら >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら]
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2021/08/27コラム
- 【片橋先生コラム・第11弾】~打撲~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第11弾! 打撲 みなさん、こんにちは。はじめまして。 柔道整復学科専任教員の片橋です。 深刻なコロナ禍の中、無事にお過ごしでしょうか。 毎日心配ですね。 手洗いや消毒、うがい、マスク、外出を控える、睡眠、栄養バランスの整った食事といった感染対策の基本を徹底して、各人が地道に自分の身を守っていくことが大切ですね。 「打撲」は「だぼく」と読み、柔道整復師の仕事(業務範囲)です。 一般的には打ち身と呼ばれ、日常生活でよく起こるケガです。 転んだりぶつかったりして外から体に力がかかり、力がかかったところが損傷し、傷口を伴わないものが打撲です。 とても身近なケガで、骨を除いた全身の体の軟らかい部分(軟部組織)のどこにでも起こります。 あしを椅子に少しぶつけたような軽いものから、頭やお腹をぶつけて脳や内臓を損傷するものまで程度がさまざまです。 災害時、瓦礫の下に何時間も体が押しつぶされる挫滅症候群(クラッシュシンドローム)では命の危険もあります。 傷口はありませんが、中では出血しているため腫れます。 よかれと思って一生懸命にもむ人がいます。 こうすると中の血の塊が刺激され、骨になってしまうことがあります。 これを骨化性筋炎といいます。 打撲をしたら、冷やします。 湿布では冷やす力は弱いので、氷や保冷剤を使います。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]
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2021/08/26コラム
- 【コラム】マラソンや駅伝のコンディショニング
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こんにちは!日本医学柔整鍼灸専門学校です。 もうすぐ秋ですね。 今年は東京マラソン大会も開催が予定されておりマラソンのシーズンの到来です。 そしてお正月には実業団駅伝や箱根駅伝など日本人に深く愛される駅伝のスポーツ中継が新年の定番ですね。 今回のテーマはこれからシーズンを迎えるマラソンや駅伝についてです。 マラソンのコンディショニングや駅伝の魅力についてお話ししたいと思います。 1、マラソンに参加する前のコンディショニング 普段ランニングしている方もマラソン大会前にはケガや故障、そして当日棄権をしないためにも準備が大切です。 まずは当日のコンディショニングを整えるための5つのポイントをご紹介します。 ① 本番にむけてしっかり準備をしておく コンディショニングで一番重要なことは本番に向けて準備をしておくということです。 そして本番や大会直前に初めてのことをやらないということも大切です。 例えばトレーニング法・食事・治療などこれまでに試したことがないことを急に試してしまうことによってコンディショニングに悪影響がでてしまう可能性があります。 これまでトレーニングで積み重ねてきた力を発揮して、楽しいランになるように本番に向けてしっかりと準備をしておきましょう。 ② マラソンに必要な食事を摂る マラソンのように持久力が必要なスポーツでは、スタミナを保つために炭水化物を多めに摂る食事法があります。 炭水化物を多く食べることで、体内でエネルギーの素となるグリコーゲンが効率よく蓄えることができます。 マラソン当日の3日前くらいからは油の多い食事は控えめにして、ご飯や麺類など炭水化物が多めの食事がおすすめです。 ただし、極端に食べ過ぎてしまうと体が重たくなって走りにくくなることもあるので気を付けましょう。 また、炭水化物のほかにタンパク質もプラスするとさらに理想的です。 炭水化物の多いカステラ、糖質のあるバナナなどの果物、タンパク質も含まれているココアなどもおすすめです。 ③ 準備は前日までに済ませておく 前日の準備といってもいろいろあります。 まずは、体調面。 前日は意識していなくても緊張していることがあります。 胃腸に負担のかかる食事やこれまでお腹を壊してしまったメニューなどが避けましょう。胃腸を冷やす冷たい飲み物や利尿作用のある緑茶やコーヒーも控えめにするといいでしょう。 そして、道具の準備。 当日の朝にスムーズに出発できるように荷物は前日までに準備しておきましょう。 特に天候予報はよく確認してウエア調節や冷え防止のためのカイロの準備など事前に用意しておくと安心です。 ④ 当日の寒さ対策も万全に マラソン大会は秋から冬のシーズンに開催されることが多いので、寒さ対策も必要です。 体が冷えないように温かい服装で会場に行くとよいでしょう。 会場では冷えやすい太ももの内側、腰、膝のマッサージをして血行をよくするなど、走り出しをスムーズにすることもポイントです。 2、駅伝の魅力 ここではコンディショニングの話題だけでなく、駅伝の魅力についてお伝えしたいと思います。 駅伝もマラソンと同じく中長距離を走るスポーツですので、コンディションはマラソンと同様です。 マラソンとは違う駅伝の魅力は、襷(たすき)をつなぐということでしょう。 人気の箱根駅伝はまさに母校の襷をつなぐリレーであり、1人20㎞を超える距離を走り、それを10人でつなぐことに毎年ドラマが起きるのです。 チームのエースが快走したとしても、途中1人のコンディショニングが悪くて完走できなければチームの記録が残らないのです。 全員が全力を尽くして成果を出すスポーツです。 ただ、駅伝は団体戦とも言えません。 あくまで走るのは個人であり、誰の助けも借りずに1人ただひたすら使命感を持って走るのです。 前の選手から受けた襷をひたすら次の選手につなぐために全力で走り、襷をつなぐと倒れこむというシーンもあります。 まさに使命感からの解放の瞬間なのかもしれません。 駅伝もまたマラソンと同じく日々の練習と大会に向けたコンディショニングが勝敗を分けるのです。 スポーツには欠かせないコンディショニング。 本番前のケガを防ぎ、全力を発揮できるように意識して取り組みたいですね。 そして、スポーツ後のメンテナンスも忘れずに。楽しく体を鍛錬しましょう! <<ほかの柔道整復学科ブログはこちら>>]
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2021/08/25コラム
- 【コラム】2年ぶりの開催!全国高校野球選手権大会(甲子園)で起きやすいケガをご紹介!!
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こんにちは、 日本医学柔整鍼灸専門学校です! 全国高校野球選手権大会(甲子園)はプレイしている人にも、観戦している人にも感動を呼ぶスポーツです。 昨年は新型コロナウイルス感染拡大で中止になりましたが、今年は全国高校野球選手権大会(甲子園)が2021年は8月10日に2年ぶりの開催となりました。コロナ対策でスタンドに一般客は入れず、応援するのは学校関係者だけ、ブラスバンドが50人以内で演奏が可能という異例の対応ではありますが、夏の高校野球を見れるというのはうれしい限りです。 しかし、この魅力的なスポーツは時に痛みを引き起こします…! 今回は、そんな高校野球でケガの多い肘部や肩部の解説してみたいと思います。 2年ぶりの開催!全国高校野球選手権大会(甲子園)で起きやすいケガをご紹介!! ①野球肘とは? 野球の投球による肘部の障害を総称して野球肘といいます。特に10~16歳の成長期(少年期)に好発し、過度な投球(投球数)や不十分な身体機能、肘関節に負担のかかる投球フォームなど投球に関わる様々な要因により発生します。成長期の子供の骨や軟骨は弱いため投球動作の繰り返し(オーバーユース)により野球肘が起こりやすくなります。 野球肘の治療法 野球肘になった場合は投球動作を中止し、肘へのストレスを欠けないことが最も重要です。保存療法期間は約3ヶ月程度となりますが、1ヶ月程度で軽い投球練習は再開できる場合もあります。 投球中止の時期は、ストレッチなど負荷をかけないリハビリを行っていきます。 休むことも練習であることを良く理解してもらい、競技生命を延ばしてあげられるサポ-トが必要です。治療期間にフォームの修正などの問題を解決していき、再発しないためにどうするべきかを考える時間としてリハビリに取組むことが競技復帰には必要なことです。 ②野球肩とは? 野球肩(投球障害肩)とは、肩関節の障害であり、不良な投球動作や投球を繰り返し行うことで肩の痛みが生じ、投球が困難になる状態のことを野球肩と言います。 単純に過度な投球動作が原因となることが多いですが、体幹や股関節の柔軟性不足、肩や肩甲骨周囲の筋力不足、不適切な動作フォームなど、様々な体の要因も絡んでいます。 野球肩の治療法 野球肩になった場合は肩への負担を軽減させる必要があるため、安静指示や投球制限を行います。投球制限期間に、患部に負担が生じている原因の特定を行います。動きの確認や投球フォームなどの修正を実施し、競技復帰に向け、リハビリを実施します。 使い過ぎ(オーバーユース)や不良な投球動作で生じ、下半身や体幹の柔軟性低下や筋力低下などが原因となっている場合もあります。痛みや試合日程に合わせ、安静指示や投球の中止・制限を行い、痛みの改善や競技復帰を目指します。 早めに治療したい方は「PRP療法」や「 PFC-FD療法」などの保険外診療もあります。 こちらは選手自身の血液中に含まれる血小板を利用した再生医療で、海外では10年以上の実績があり、野球の田中将大選手や、大谷翔平選手が行なったことでも知られている治療法です。 野球をはじめ、スポーツをするうえでケガを100%防ぐことはできませんが、トレーニング次第でケガをするリスクは減らすことができます。そのためには、日頃のトレーニングの中で正しいフォームや体の使い方を覚えるだけでなく、しっかりとストレッチなどを行い、体の柔軟性を高め関節の可動域を広げることが大切です。 できるだけケガのリスクを減らしながら、甲子園優勝を目指して頑張ってください。 >>ほかの柔道整復学科コラムはこちらから ]
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2021/08/23コラム
- 【コラム】コロナ禍のインターハイ~夏の大会で注意すべきこと3選~
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こんにちは、日本医学柔整鍼灸専門学校広報担当です。 暑い日々が続いておりますが、高校生にとっては熱い夏、インターハイ(全国高校総体)も佳境を迎えております。 部活動によっては、このインターハイで引退をする高校3年生もいるかと思います。 昨年度(2020年度)は新型コロナウイルスの影響で中止となった大会も多かったですが、今年は開催される大会も多くあります。 このコラムでは、コロナ禍のインターハイや夏の大会で注意すべきこと3選を紹介します。 ぜひ、参考にしていただければ幸いです。 コロナ禍のインターハイ 夏の大会で注意すべきこと3選 もくじ 1、新型コロナウイルス感染対策 2、熱中症 3、疲労によるケガ 1、新型コロナウイルス感染対策 2020年度はオリンピックをはじめ、多くのスポーツの大会が延期または中止となりました。 2021年度は無観客試合をはじめ、新型コロナウイルス対策をおこなって大会が始まりました。インターハイにおいても新型コロナウイルス感染症拡大防止対策ガイドラインが策定され、大会が実施されました。 今までとは全く違う環境の中で選手たちも試合に臨まなければなりません。 ブラスバンドの応援がなくなってしまったり、チーム用の飲み物をピッチの外に置いておくということも難しくなったりしました。 新型コロナウイルスの影響で思うように練習ができなかったり、陽性者がでて大会を辞退する学校もありました。 また、自治体や学校によっても練習の制限がかかっているところもあります。 しっかり、対策を講じた上で大会で結果を出せるように練習を行うこともコロナ禍で注意すべきことのひとつです。 2、熱中症 夏のスポーツにおける注意すべきことのひとつが熱中症です。 今年の夏も全国的に気温が高く、熱中症をおこしやすい環境でした。そして、まだまだ暑い日が続きます。 練習時間の縮小の中、連戦で行われる大会で熱中症になる選手も多くいました。 また今までになかった点はコロナ禍において、マスクをしながらスポーツをする機会が増えてきております。 厚生労働省のページでもマスクの着用について以下のように紹介されています。 “ 屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。” (引用元:「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント) マスクの着用に関しても、状況を見ながらつけたり外したりして熱中症にならないように対策をしましょう。 また、こまめな水分補給はもちろん、少しでも体調の異変を感じたら練習を中止し速やかに日陰や風通しの良い場所で休憩をするようにしましょう。 >>夏のトレーニング・熱中症についてより詳しく知りたい方はこちら 3、疲労によるケガ インターハイなどの大会はタイトな日程で試合が行われます。 そのため疲労がたまった状態で、痛みや違和感のある中無理をして試合に出てしまうなどケガをしてしまうこともあります。 ケガをしないためにはウォーミングアップはもちろん、クールダウンもおこない次の試合に備えて身体のケアをしましょう。 トレーナーにコンディショニングをしてもらうのも一つの方法です。 >>プロのアスリートも受けているコンディショニングを受けられるスポーツコンディショニングセンターはこちら まだまだ暑い日が続きますので、上記注意して練習や大会に臨みましょう。 >>柔道整復学科コラムはこちらから >>資料の請求はこちらから ]
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2021/08/20コラム
- 【浮谷先生コラム・第10弾】~緊張の夏、日本の夏~
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こんにちは、日本医学柔整鍼灸専門学校です。 柔道整復学科教員で歯科医師の浮谷先生コラムも第10弾です。 ~緊張の夏、日本の夏~ 専任教員の浮谷です。 残暑お見舞い申し上げます。 このように記しましたが、今回はお盆休み前に書き出しまして、いざアップしてもらおうと思ったら悪天候になり、気温も一気に10℃も下がって肌寒いくらいになってしまいました。 全国土砂災害も心配されます。いったいどうなってしまったのでしょう⁉ 今さら補足・訂正もみっともない話で、この先暑さが多少ぶり返すことを予想しつつ以下の拙文にお付き合い願えればと思います。 それでは時制を2週間前の猛暑・炎暑期間に戻しまして 何と言いますか、残りの「暑さ」どころか灼熱の「熱さ」が強まり、新型コロナウイルス+熱中症+異常気象で大変厳しい夏になっております。 タイトルに『緊張の夏』としましたが、蚊取り線香のCM(私の世代では昭和の歌姫・美空ひばりさんのCMが思い出ですが)ではありません。 そういえば今年の夏は蚊が少なく、刺される日もほとんどなかった気がしますが、皆さんのお宅はいかがでしたか? どうやらこの「熱さ」で蚊も飛ばず、セミの声もほとんど聞けない夏になってしまいました。 ご存じのように東京をはじめ首都圏で4度目⁉の「緊急事態宣言」が発令中ですので、夏季休暇中ではありますが昨年に引き続き気を引き締めるつもりで〔緊張〕の2文字を記しました。 このような状態の中、東京オリンピック2020も無事終了し、代わって甲子園の高校野球大会が始まりました。 月末にはパラリンピック2020も開かれるようです。 緊急事態宣言でなかなか外出出来ない分、どうしてもテレビ観戦の時間が増えますね。 どうか目の疲れにご注意ください。 しっかり体調管理して仮眠・昼寝の時間も確保してください。 さて遡る2か月前、私は63回目の誕生日を迎えました。 50歳を過ぎた頃から加速度的に歳を重ね、もはや喜びはありません。 頭髪も白髪混じりで薄くなり、「バーコード状態」から今や無惨⁉いや無残(63)にも「天橋立状態」です。 これからは無理なく過ごそうと人生第4コーナーを回った現在、「老後」とか「余生」をどう過ごすかを思い巡らすことが多くなりました。 日本映画で言えば《小津安二郎的しみじみ感》です。 このブログを目にしている皆さん、「じじいが何ブツブツ言っている」と思われるかもしれませんが…あっという間ですよ、10年、20年なんて‼ 特に若い皆さんは2度目のコロナ禍の今夏、自身の生き方を考える良い機会になるのでは?と思います。 先ほど小津安二郎監督の名前を挙げましたが、皆さんオリンピックの閉会式、ご覧になりましたか? 国旗入場の時、流されたBGMが小津安二郎監督作品【東京物語】テーマ曲だったことにどれだけの人が気づいたでしょうか? スポーツ、ましてやオリンピックの祭典と小津映画は何ら関係を持たないのにあのシーン、なぜかピッタリはまって私は思わず涙してしまいました。 いろいろ問題があったにせよ、大会が無事に終わった安堵感やアスリートの与えてくれた感動の数々とともに小津さんの映画の思い出も蘇って、短いシーンながら私にはあの場面が一番心に残る光景でした。 もちろんその後に続く古関裕而さんの「東京オリンピック・マーチ」再演にも感動しましたが…。 古関さんの曲に関しては、以前自身のブログに記したようにNHKのドラマ「エール」にも登場したのできちんと紹介されていました。 ところが厳粛に日の丸の旗を掲げて入場しているにもかかわらず「東京物語」テーマ曲の方は… 世界的名作の一つに賞賛されながら、実況放送ではアナウンサーからの紹介はなく、小津監督はもちろん作曲者である斎藤高順氏(故人)の名前も無視されたのはとても残念でした。 日本が世界に誇る名匠であり、その小津作品の映画音楽を数多く手がけた斎藤氏の功績はもっと評価されるべきだと思います。 いやはや熱く語って東京オリンピック閉会式から「東京物語」のBGMに話が流れてしまいました。 閉会式の後、急に映画を観たくなった私は先日山田洋次監督の『キネマの神様』を鑑賞してきました。 劇中小津監督へのオマージュで「東京物語」をモチーフにした場面が再現されており、楽しく拝見できました。 山田監督へ感謝申し上げます。 コロナ禍の現在、劇場での上映は少ないかと存じますが、DVDがありますから映画をまだ知らない皆さんもこの夏の終わりに小津作品~「東京物語」を鑑賞してはいかがでしょうか。 PS)小津安二郎監督は先の東京オリンピック開催の前年1963年12月12日、還暦を迎えたご自身の誕生日に他界されています。 なかなか普通の人の真似できない人生ですね。 小津映画ファンとしてはもう少し長生きしてほしかったです。 (監修/浮谷英邦先生:歯科医師・介護支援専門員) >>柔道整復学科コラムはこちらから]
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2021/08/20コラム
- 【日本医専教員】東京2020メディカルスタッフでの活動報告(第四弾)
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こんにちは、日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 本日は、日本医学柔整鍼灸専門学校(日本医専)の教員、木下先生の東京2020オリンピックでのメディカルスタッフとしての活動第四弾をお届けします。 東京2020メディカルスタッフでの活動報告(第四弾) 第四弾は、アクアティックセンターメインプール医務室での活動になります。 メインプール会場は、医務室と、FOP(会場内)とを一定時間で交代しながらの活動です。 FOP(会場内)担当の際は、スタート台真横での活動であったため、選手の緊張感を肌で感じながらの活動でした。 普段担当している国内大会とは、かなりの違いを感じ、迫力満点でした。 「パワー」、「スピード」は半端ないレベルで、やはり世界の水泳レベルの高さを思い知らされました。 そんな中、大橋悠依選手の200m、400m個人メドレーでの2冠達成、本田灯選手の200mバタフライ銀メダル獲得は嬉しい結果でした。 (ちなみに本田選手は、私が普段トレーナー活動をさせて頂いている日本大学の選手のため、ホッとするやら、嬉しいやらで、何とも言えない気持ちでした) 大橋選手の金メダル獲得の瞬間は、目の前で立ち会うことができ、一生の思い出となりました。 いつか自分が担当させて頂いている選手が、オリンピックでメダリストになってくれたらと、勝手な想像を膨らませながら、今回の活動を終了しました。 FOP(会場内)担当時に着席していたブースとFOP内のビジョンになります 最後に 4回連続で東京2020オリンピック大会、メディカルスタッフ活動の報告をさせて頂きました。 勝手な主観を書き綴った内容でしたので、上手く伝えきれなかったかと思いますが、最後までご覧くださり、本当に有り難うございました。 今回をもちまして、大会報告は最終回とさせて頂きます。 また、来年以降も様々な大会が続きます。機会がありましたら、またご報告させて頂きます。 (監修/木下美聡先生:柔道整復師 日本大学水泳部オフィシャルトレーナー) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]
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2021/08/19コラム
- 【日本医専教員】東京2020メディカルスタッフでの活動報告(第三弾)
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こんにちは、日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 本日は、日本医学柔整鍼灸専門学校(日本医専)の教員、木下先生の東京2020オリンピックでのメディカルスタッフとしての活動第三弾をお届けします。 東京2020メディカルスタッフでの活動報告(第三弾) 第三弾は、武蔵野の森総合スポーツプラザで女子水球チームのフォローアップに行ってきました。 この日は、南アフリカチーム、中国チーム、スペインチーム、オランダチームの練習のフォローアップを致しました。 中国チーム、スペインチームは合同で試合形式の練習をしており、本番さながらの迫力を感じられました。 水球女子選手は、男子選手とは少し違っていて、軟らかさの中に「強さ」と「しなやかさ」が感じられる水球でした。 スポーツは「強さ」も必要ですが、「しなやかさ」も大切であることを改めて教えて頂きました。 女子水球選手、正直言ってカッコイイです。 前回の男子水球チームと同様、是非機会がありましたら、応援をしてあげてください。 武蔵野の森総合スポーツプラザの全景は大きすぎて入りきりませんでした。 へたくそでごめんなさい。 (監修/木下美聡先生:柔道整復師 日本大学水泳部オフィシャルトレーナー) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]
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2021/08/18コラム
- 【日本医専教員】東京2020メディカルスタッフでの活動報告(第二弾)
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こんにちは、日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 本日は、日本医学柔整鍼灸専門学校(日本医専)の教員、木下先生の東京2020オリンピックでのメディカルスタッフとしての活動第二弾をお届けします。 柔道整復学科 専任教員の木下です。 私の東京2020オリンピックメディカルスタッフ活動は、競泳と水球の3つの会場を担当することになっているため、会場を順繰りに回りながらの活動になります。 そこで第二弾は、東京体育館での男子水球チームへのフォローアップに関する報告になります。 東京2020メディカルスタッフでの活動報告(第二弾) この日の活動は、日本チーム、クロアチアチーム、イタリアチームの練習のフォローアップになります。 今回の日本チームのトレーナーさんは知り合いの先生であったため、日本チームの現在の状態など、いろいろなことを教えて頂けました。 また日本チームの監督さんからは、ジョークを交えたお話しを頂き、スタッフ一同、一瞬にして日本チームのファンになりました。 思わず、「ポセイドンジャパン、頑張れ!」と呟いてしまいました。(「ポセイドンジャパン」とは水球チームの愛称になります) 日本チームの選手たちの大きさに驚いておりましたが、クロアチアチームやイタリアチームは更に大きな選手たちが揃っており、大男たちの肉体に圧倒されました。 何しろ大きい!!! 一見の価値ありです。 もし宜しかったら、皆さんも是非、水球競技も応援してあげて頂けたらと思います。 写真は、東京体育館外観と水球場練習場にありましたボールケースです。 前回同様、東京体育館内部の写真は、選手がどうしても映り込んでしまうため、紹介を最低限に控えさせて頂きます。ごめんなさい。 (監修/木下美聡先生:柔道整復師 日本大学水泳部オフィシャルトレーナー) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]