柔道整復師について

柔道整復師の魅力とやりがい、適性を知っておこう!

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柔道整復師は、骨折や脱臼、捻挫などのケガに対し、手術や薬に頼らず手技を用いて治療を行う専門家です。その仕事には、患者さんの回復を間近で見守れるという大きなやりがいがあります。

また、スポーツや介護、医療現場など多岐にわたる分野で活躍できる魅力も持ち合わせています。

本記事では、柔道整復師のやりがいや魅力、そしてどのような適性を持つ人がこの職業に向いているのかを詳しく解説します。

患者さんの笑顔が直接見られる!柔道整復師の主なやりがい

柔道整復師の仕事は、患者さんの痛みを和らげ、健康な生活を取り戻す手助けをすることです。
自身の施術によって患者さんが回復し、笑顔を取り戻す姿を直接見られることは、柔道整復師のやりがいの中でも特に大きな喜びとなります。

痛みが和らぎ回復していく過程を支えられる

柔道整復師は骨折や脱臼、捻挫、打撲、挫傷といった急性・亜急性のケガに対し、手術や薬を使わずに手技や包帯、テーピングなどを用いて治療を行います。

患者さんが抱える痛みを緩和し、回復へと導く過程を間近で支えられることは柔道整復師のやりがいの一つです。

特につらそうな表情で来院した患者さんが、施術を通して徐々に回復し、最終的に笑顔で生活できるようになる姿を見ることは、大きな達成感と喜びにつながります。

患者さんから「ありがとう」と直接感謝の言葉をもらえる

柔道整復師は、患者さん一人ひとりと深く関わり、信頼関係を築くことができます。
施術によって患者さんの症状が改善し、「ありがとう」と直接感謝の言葉をもらえることは、柔道整復師のやりがいを感じる瞬間の一つです。
患者さんの「良くなった」という言葉や笑顔は、日々の努力が報われる瞬間であり、この仕事の大きな魅力と言えるでしょう。

専門的な知識と技術で社会に貢献できる

柔道整復師は、骨・関節・筋・腱・靭帯といった身体の構造に関する専門的な知識と技術を用いて、社会に貢献できる職業です。

ケガの治療やリハビリテーションを通じて、人々の健康維持や生活の質の向上に貢献できることは、柔道整復師のやりがいとなります。

常に新しい知識や技術を学び続けることで、患者さんにより良い施術を提供できるだけでなく、自身の専門性を高め、社会への貢献度をさらに向上させることが可能です。

独立開業という夢を実現できる可能性も

柔道整復師は、国家資格として独立開業が認められています。

経験を積むことで、自身の理想とする治療方針に基づいた整骨院や接骨院を開業し、地域医療に貢献できる可能性があります。

独立開業は、自身の働き方を自由に選択できるという点で、柔道整復師のやりがいを一層深める要素となります。

また、自身の裁量で経営を行い、地域に根差した医療サービスを提供することは、大きな達成感につながるでしょう。

働く場所によっても違う!職場ごとのやりがいを紹介

柔道整復師は、整骨院・接骨院以外にも、病院や介護施設、スポーツの現場など、さまざまな働く場所で活躍できるため、それぞれの働き方によって異なる柔道整復師のやりがいを感じられます。

地域に密着して患者さんと向き合える整骨院・接骨院

整骨院や接骨院は柔道整復師が最も多く働く場所であり、地域住民の身近な「かかりつけ」として患者さんと深く向き合えることが柔道整復師の大きなやりがいです。

日常生活で起こる急なケガや不調に対して、迅速かつ丁寧な施術を提供し、地域の人々の健康を支える役割を担います。

長期的に患者さんの回復をサポートすることで信頼関係を築き、「ありがとう」の言葉を直接もらえる機会も多く、地域貢献を実感しやすい環境です。

医療チームの一員として専門性を発揮できる病院

病院やクリニックの整形外科で働く柔道整復師は、医師や看護師、理学療法士など、他の医療専門職と連携しながら医療チームの一員として働くことができます。

多様な症例に立ち会う機会が多く、西洋医学の知見も取り入れながら、自身の専門性を発揮できる点が柔道整復師のやりがいです。

多くの医療従事者と協力することで、自身の施術の幅を広げ、より高度な医療知識や技術を習得できる機会も得られます。

選手のパフォーマンス向上を支えるスポーツトレーナー

スポーツクラブやフィットネスジム、プロスポーツチームなどでスポーツトレーナーとして働くことも、柔道整復師の活躍の場の一つです。
選手のケガの予防や応急処置、リハビリテーションをサポートし、パフォーマンス向上に貢献できることが柔道整復師のやりがいとなります。
スポーツに関する知識を活かし、選手と密接に関わりながら、目標達成に向けて共に努力する中で、大きな喜びを感じることができるでしょう。
また、プロアスリートの専属トレーナーとして活躍する可能性もあります。

高齢者の生活の質を高める介護施設

介護施設やデイサービスにおいて、柔道整復師は機能訓練指導員として高齢者のリハビリテーションや機能訓練をサポートします。

高齢者の身体機能の回復・維持を目的とした訓練を通じて、生活の質の向上に貢献できることが柔道整復師のやりがいです。

転倒によるケガの早期ケアや介護予防の指導など、高齢化が進む社会において、柔道整復師は非常に重要な役割を担っています。

実務経験を積むことで、ケアマネージャーへのキャリアアップも視野に入れることができます。

やりがいだけじゃない!柔道整復師という仕事の魅力

柔道整復師の仕事には、単に患者さんの回復をサポートするやりがいだけでなく、この職業ならではの様々な魅力があります。
国家資格であることの社会的信頼や、多様な働き方ができる点も大きな魅力です。

活躍のフィールドが多岐にわたる

柔道整復師は、接骨院や整骨院の他にも、病院、介護施設、スポーツジム、プロスポーツチーム、一般企業など、活躍の場が多岐にわたります。

これにより、自身の興味やキャリアプランに合わせて働く場所を選択できる点が、柔道整復師の魅力の一つです。

医療機関でのリハビリテーション、介護施設での機能訓練、スポーツ現場でのコンディショニングなど、幅広い分野で専門性を発揮し、社会貢献できる機会が豊富にあります。

国家資格だからこその社会的信頼と安定性

柔道整復師は国家資格であり、医師以外で骨折・脱臼の整復固定が認められている医療系国家資格です。応急手当を行う場合は医師の同意は不要ですが、応急手当後の施術には医師の同意が必要となる場合があります。 この国家資格である点が、社会的信頼と職業の安定性につながる柔道整復師の魅力です。

高齢化社会の進展に伴い、身体の不調を抱える高齢者が増加しているため、柔道整復師へのニーズは今後も高まることが予想されます。 また、独立開業も可能なため、長期的なキャリアを築きやすい点も魅力です。

手術に頼らない手技で自然治癒力を高める

柔道整復師の施術は、外科手術や薬品の投与ではなく、手技や包帯、テーピングなどを用いて、患者さん自身の自然治癒力を最大限に引き出すことを特徴としています。
この非侵襲的なアプローチは、患者さんの身体への負担を軽減し、本来持つ回復力を高めるという柔道整復師の魅力を持っています。
患者さんが自身の力で回復していく過程をサポートできることは、柔道整復師ならではの大きなやりがいであり、この仕事の独自性とも言えるでしょう。

性別を問わず長くキャリアを築きやすい

柔道整復師は性別を問わず長くキャリアを築きやすい働き方ができる職業です。国家資格であるため一度資格を取得すれば結婚や出産といったライフイベントがあっても再就職やキャリアの継続がしやすいという魅力があります。

また独立開業の道も開かれているため自身のライフスタイルに合わせて柔軟な働き方を選択することも可能です。

長期間にわたって専門性を活かし社会貢献できる点は柔道整復師の大きな魅力と言えるでしょう。

あなたは当てはまる?柔道整復師に向いている人の特徴

柔道整復師の仕事は、専門的な知識と技術だけでなく、患者さんと向き合うための様々な資質が求められます。
ここでは、柔道整復師に向いている人の特徴を紹介します。

人と接することが好きでコミュニケーションが得意な人

柔道整復師は、患者さんの抱える不調や悩みを正確に理解するために、丁寧な問診や会話を通じて信頼関係を築く必要があります。

そのため、人と接することが好きで、相手の気持ちを汲み取り、状況に合わせて言葉遣いや説明の仕方を調整できる高いコミュニケーション能力を持つ人が柔道整復師に向いていると言えるでしょう。

患者さんはケガや不調で不安を感じていることが多いため、心理を理解し、不安を解消してあげることも重要な役割です。

常に知識や技術を学び続ける向上心がある人

医学の進歩は著しく、柔道整復術も常に進化しています。

そのため、柔道整復師には、新しい治療法や技術、身体の不調に関する情報を常に学び続け、自身の知識や技術を向上させていける向上心がある人が向いています。
積極的にセミナーや勉強会に参加したり、専門書を読んだりすることで、最新の知識や技術を取り入れ、患者さんにより質の高い施術を提供できる専門家を目指すことができます。

人の体を注意深く観察できる人

柔道整復師の施術では、患者さんの身体に直接触れて骨や筋肉の状態を感じ取る繊細さや、患部を注意深く観察する力が求められます。
患者さんによって体格や症状は異なり、似たような症状であっても一人ひとりに合わせた施術が必要です。
施術後の経過や感じ方も患者さんごとに異なるため、注意深く観察し、臨機応変に対応できる人が柔道整復師に向いていると言えます。

体力に自信があり手先が器用な人

柔道整復師の仕事は基本的に立ち仕事であり、患者さんの体を動かしたり、同じ体勢で静止したりと、ある程度の体力が必要とされます。

また、手技による施術が多いため、骨折や脱臼の整復、包帯やテーピングの固定など、患者さんの体格や症状に合わせて細かい調整ができる手先の器用さも重要です。

繊細な感覚と正確な操作が、施術効果を高め、患者さんの早期回復や負担軽減につながるため、体力と手先の器用さの両方を持つ人が柔道整復師に向いていると言えるでしょう。

スポーツや体づくりへの関心が高い人

スポーツによるケガが原因で来院する患者さんも多いため、スポーツに関する知識を持っている人は柔道整復師に向いています。スポーツの知識は、施術に役立つだけでなく、患者さんとの良好な関係を築くことにもつながります。

また、自身の健康管理や清潔感も重要視される職業であり、体づくりへの関心が高いことは、医療従事者として説得力のある健康指導を行う上で役立ちます。

もしかしたら向いていないかも?求められる資質とのギャップ

柔道整復師の仕事はやりがいが大きい一方で、特定の資質が求められるため、場合によっては向いていないと感じることもあるかもしれません。
しかし、これらはあくまで目安であり、努力や経験で克服できる部分も多いです。

人との深いコミュニケーションが苦手な人

柔道整復師は、患者さんの悩みや不調を正確に把握し、安心して施術を受けてもらうために、深いコミュニケーションが不可欠です。
もし人と話すことが苦手だったり、相手の気持ちを察することが得意でなかったりする場合、患者さんとの信頼関係を築くことに悩みを抱える可能性があります。
しかし、経験を積むことでコミュニケーション能力は向上させることが可能です。

地道な学習や技術の練習が続けられない人

柔道整復師は、常に新しい知識や技術を学び続ける向上心が求められる職業です。医学は日々進歩しており、施術技術も継続的な練習が必要です。もし、地道な学習や技術の練習を続けることが苦手な場合、最新の医療に対応できなかったり、技術の向上に限界を感じたりするかもしれません。しかし、学び続ける姿勢は、意識的に身につけていくことが可能です。

体力を使う仕事に抵抗がある人

柔道整復師の仕事は、基本的に立ち仕事が多く、施術内容によっては患者さんの体を動かしたり、同じ体勢を長時間維持したりと、体力的な負担が伴います。
もし体力に自信がない、あるいは体力を使う仕事に抵抗がある場合、日々の業務に肉体的な悩みを抱え、つらく感じることがあるかもしれません。
しかし、適切な体調管理や、効率的な身体の使い方を学ぶことで、体力的な負担を軽減することは可能です。

まとめ

柔道整復師は、患者さんの痛みを和らげ、回復を支えることで直接感謝の言葉をもらえる、非常にやりがいのある職業です。
国家資格であるため社会的信頼も高く、整骨院や病院、介護施設、スポーツ現場など多様な場所で活躍できる魅力があります。
コミュニケーション能力や向上心、観察力、体力、手先の器用さなどが求められる一方で、これらの資質は経験と学習を通じて高めていくことが可能です。
柔道整復師の仕事に興味がある方は、自身の適性を見つめ直し、ぜひこの魅力的な道を目指してみてはいかがでしょうか。

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