日本医学柔整鍼灸専門学校です!
今回は本校鍼灸学科の卒業生で、現在は美容師と鍼灸を掛け合わせたサービスで活躍をしている西山さんのインタビューの前編をお届けします!
鍼灸学科昼間部 卒業
西山 和明さん
鍼灸の資格を取ろうと思ったきっかけ
今から17年前辺りから数年間の間に、幾人かの闘病や死の門出に立ち会う機会がありました。
死という事について深く考えるようになり、西洋医学に依存をしないという生き方があるとしたら、そのお手伝いができればいいなぁ…そう漠然と考えるようになりました。
また、今の少子高齢化という流れのど真ん中に生きているなかで、子供のいない自分たち夫婦二人だけで、もっと歳をとった時に「どう言う風に仕事をしていて」「どんな生活を送っているのか」と言う事を想像してみた時、美容師の仕事だけをやって、このまま歳をとって行くという姿が全く想像できなかったのです。
それで、今の仕事にも付加価値がつけられ、将来的には完全にスライドしていける仕事を色々と思案し、先に書いた経験の事も含めて考え抜いた結果、鍼灸にたどり着きました。
日本医専に決めた理由
学校がある高田馬場は職場から近かったので、授業が終わってからすぐに職場に戻りやすかったというアクセス面と、日本と中国の鍼灸が両方学べること。
そして4大鍼灸ゼミという「美容、スポーツ、高齢者、婦人科」といった幅広いゼミが、学費内で行われていた事が大きかったですね。
4大鍼灸ゼミで学べる幅が広がり、色んな方向性を考えるきっかけになって良かったです。
<<4大鍼灸ゼミについてはこちら>>
美容師と鍼灸を掛け合わせたサービス
以前から接客をしていた中で気づいたのは、お客さんの休日の予定の中で、美容室の前後に整体やマッサージに行っている人が一定数いらっしゃったということ。
美容院をオープンしてから長年経っているので、自分と共にお客さんも歳を重ねて来たということ。
歳を重ねていく中で様々な不調を口する方も増えて来たので、そういったお客さんの需要に応えて行けば、新たなサービスを提供できるのではないかと考えました。
一般的な鍼灸治療院と比べると、鍼灸とは全く違う施術をしている最中に、鍼やお灸の良さを話すことができて、興味を持ってもらう機会を多く作れるのは美容院ならではだと思います。
髪を切ってる間に問診のようにいろんな不調やお困り事などをきいて、その人のことをしっかりと聞くことができますからね。
入口としては美容鍼がとてもキャッチーなのでその辺りの施術もしますが、やはり、美は健康の上にこそ成り立つと思うところも大きいので、やはり全身調整や全身治療をおすすめしたりします。
今まで鍼をやった事の無い人には、カット終わりに首周りなど、簡単に座ったままでできる施術をして、鍼の効果と即効性、鍼は怖くないということを簡単に体験してもらうことができるのもメリットではないかと思います。
その他、髪に悩みを抱えている人に対しての育毛ケアなども、美容院の強みを発揮できる一番のサービスなのかもしれません。
西山さんありがとうございました!
後編は開業までの流れについても詳しくお聞きします!