鍼灸師について

鍼灸師にはどんな魅力とやりがいがある?必要な資格や能力、適性は?

鍼灸師を目指そうと考えている方とっては、鍼灸師にはどんな魅力ややりがいがあるか気になると思います。
また、自分自身が鍼灸師に向いているかどうかも気になるところでしょう。

そこで今回は、鍼灸師の魅力ややりがい、必要な資格や能力、適性についてご紹介します。

鍼灸師の魅力とやりがい

鍼灸師という仕事には、さまざまな魅力ややりがいがあります。
共感できる方は、鍼灸師になることで幸せな時間をすごせるかもしれません。

人を助ける喜びが得られる
鍼灸師は、自らの手で直接患者さんを治療します。そのため、患者さんの調子が良くなったり、直接感謝の言葉をかけてもらったりした時の喜びの大きさは計り知れません。
人を助ける喜びが得られるのは、鍼灸師の最大のやりがいといえます。

活躍の場が広い
鍼灸師は医療機関に限らず、さまざまな場所で活躍できます。
例えば、介護業界、美容業界、スポーツ業界でも必要とされています。幅広く活躍できる場があることも鍼灸師の魅力といえます。

西洋医学とは違うアプローチができる
西洋医学は、病気の患部に直接アプローチするものなので、不調の原因が明確になっていないと治療できません。一方で鍼灸を始めとした東洋医学は、このような場合でも治療ができます。
もちろんどちらが優れているかというわけではありませんが、東洋医学に興味のある方は鍼灸師を目指すのも良いかもしれません。

独立開業の道がある
鍼灸師は勤務するだけでなく、独立開業もできます。リスクはありますが、収入を大きく増加させるチャンスがあります。やりがいも豊富なので、興味があればチャレンジするのもありでしょう。

鍼灸師に必要な資格、能力、適性

鍼灸師に必要な資格は「はり師」と「きゅう師」の2つですが、その他にも鍼灸師として求められるさまざまな適性があります。
自分自身が当てはまっているかどうか、以下を読んで確認していただきたいと思います。

国家試験に合格する
正確には「鍼灸師」という資格はなく、「はり師」と「きゅう師」という2つの資格に分かれています。
どちらか片方の資格を取るだけでも、その資格を活かした仕事はできますが、鍼灸師になるためには「はり師」と「きゅう師」両方の資格が必要です。資格を取るためには、国家試験に合格しなければなりません。
そして、国家試験を受験するためには、3年以上の専門学校、短大、大学を卒業する必要があります。

コミュニケーション能力が高い
鍼灸師のもとに来る患者さんは、言葉で説明するのが難しいような不調を抱えた方が多いです。そのため、そのような患者さんの言いたいことも上手く理解できるようなコミュニケーション能力が求められます。
また、患者さんにとってプライベートのことを話すのは、ある程度心を開いている人が相手出ないと抵抗があります。
よって、患者さんの心を開けるような人格も必要になります。

手先が器用
鍼灸師は手の感覚でツボの位置を確認したり、正確に鍼を刺したりしなければならないため、手先の器用さは必要不可欠です。
施術位置がズレていたら思うような治療効果がなくなってしまうため、正確さを追求できる几帳面さも必要でしょう。

清潔感がある
鍼灸師は人と接する職業である以上、清潔感がなければいけません。
清潔感がない鍼灸師は、患者さんが不安になってしまいます。直接患者さんに触れる機会も多いので、清潔感は常に保つ必要があります。

体力がある
鍼灸師は1日に多くの患者さんも施術をします。
そのうえ、ミスが許されないので、神経も使います。これらの負担に耐えられる体力がないと、鍼灸師として活躍するのは難しいです。

学習意欲がある
医学は日々進歩しています。
鍼灸師も医療に携わる職業ですから、常に最新の医療に関する知識を追求しなければなりません。
よって、本当に医学が好きで、勉強し続けられるだけの意欲が鍼灸師には必要です。

【監修者】

本校鍼灸学科 専任教員 中村幹佑

鍼灸師

本校鍼灸学科 専任教員 中村幹佑
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