鍼灸師について

女性が活躍できる資格・鍼灸師

これまでは、鍼灸の認知度や需要が高くなかったことから鍼灸師は多くありませんでした。しかし現在では、鍼灸の需要の高まりとともに鍼灸師の数も増え、鍼灸師の活躍のフィールドも拡がっています。また、女性の社会進出や働き方の多様化が進む中で、女性鍼灸師も増えてきています。

日本医学柔整鍼灸専門学校でも、鍼灸学科に入学する女性の割合は直近3年間で1.24倍と増加しており、鍼灸学科在校生の約7割が女性です。年齢も高卒生の方から50代、60代の方まで子育てしながらの方やセカンドキャリアとして鍼灸の道を選ぶ方など実にさまざまです。

また、看護師や美容師、保育士や介護福祉士など、既に資格を持って活躍している女性が、これまでのスキルを活かしてキャリアアップを目指すケースも増えてきています。日本医学柔整鍼灸専門学校の夜間部入学生の3人に1人が有資格者の方です。

最近では美容鍼灸や婦人鍼灸など、女性のための鍼灸治療が多く求められる中で、女性鍼灸師のニーズもますます高まっています。

女性だからこそできる施術がある

鍼灸師は、患者さんの皮膚に直接触れて治療をします。
そのため、「同性に治療してもらいたい」という患者さんは少なくありません。

また、鍼灸治療を受ける患者さんの中には、生理痛や不妊など、女性特有の悩みを持った方も多くいらっしゃいます。
そういった悩みに対しては、女性同士の方が理解しやすく、患者さんも話しやすいことから、女性の鍼灸師が多く求められているのです。

女性鍼灸師の活躍の場

① 美容鍼灸

鍼灸の中でも、昨今特に注目されているのが、美容の分野です。

肌の調子を整えたり、小顔を目指したり、シワを改善させたりと、様々な効果があり、美容鍼灸のサロンも増加しています。

② 婦人鍼灸

女性特有に起こる、生理痛、生理不順、更年期障害、不妊などの悩みに対して活躍しているのが、婦人鍼灸です。
ホルモンバランスの調整や体の調整をすることで症状の改善を目指していきます。

また治療だけでなく、患者さんに寄り添うことも大切になってくるため、女性の鍼灸師が多く活躍しています。

生涯現役で働くことができる

女性には、結婚や出産など人生の転機がたくさんあります。
会社勤めなどの場合は、仕事を休んで復帰したり、もしくは仕事を辞めたりなど、その都度選択をしなければなりません。

鍼灸師は、専門職です。国家資格とその腕を持っていれば、結婚や出産、家族の転勤など生活環境の変化があっても、その環境に合わせて自分で働き方を決めることができます。
フルタイムやパート、そして独立開業や訪問治療など、自分の置かれている環境に合わせて、自分で働き方を見つけることができることも魅力のひとつです。

【監修者】

本校鍼灸学科 専任教員 遠藤久美子

鍼灸師

本校鍼灸学科 専任教員 遠藤久美子
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