プロ野球選手、サッカーやバスケ選手、あるいはダンス競技者など。アスリートとして活躍・活動してきた方の多くが、年齢やケガなどにより、セカンドキャリアを考えるタイミングがどこかで訪れます。ここでは、その時どんな選択肢が考えられるのかをご紹介します。
現役の方はもちろん、これからアスリートを目指す方も、セカンドキャリアをどうデザインするか、その参考になればと思います。
アスリートのセカンドキャリアの選択肢
プロ野球選手、サッカーやバスケ選手、あるいはダンス競技者など。アスリートとして活躍・活動してきた方の多くが、年齢やケガなどにより、セカンドキャリアを考えるタイミングがどこかで訪れます。ここでは、その時どんな選択肢が考えられるのかをご紹介します。
現役の方はもちろん、これからアスリートを目指す方も、セカンドキャリアをどうデザインするか、その参考になればと思います。
アスリートのセカンドキャリアには多くの選択肢があります。
以下に代表的な例を挙げます。
コーチやトレーナー: 自身の経験を生かして、他の選手を指導。
スポーツマネジメント: チームやスポーツイベントの運営や管理。
解説者など: テレビやラジオの解説者、スポーツジャーナリストとしての活動。
スポーツビジネス: スポーツ関連企業でのビジネス開発やマーケティング。
起業: 経験したスポーツに関連すること、または全く違う分野のビジネスを立ち上げる。企業勤務: 営業やマーケティングなどでの一般企業への就職。
コンサルティング: スポーツや健康関連のコンサルティング業務。
教育者: 発育期や各種学校、大学等でのスポーツ教育。
カウンセラー: スポーツ心理学の知識を活かして選手のメンタルサポート。
教育者: タレントなど: タレントや俳優、モデルとしてエンターテイメント業界。
執筆: 自伝やスポーツに関する書籍の執筆。
社会貢献活動: NPOやチャリティ活動。
セカンドキャリアでは、自身の経験を活かせる分野で始めることができる環境もあれば、そうでない場合もあります。
いずれにしても、新たなキャリアを始めることになるため、現役時代から、セカンドキャリアについて具体的に考えて、計画的に備えることが重要となります。
例えば、起業する場合、どのような業種や仕事で起業をするのか、そのためには資格が必要なのか、そのための資金をどう作るのかなど。
自身のアスリート分野でのキャリア形成の場合でも、スポーツ界だけでなく、ビジネス界や他の業界での人脈を築くことが大切となるため、現役の時から、積極的にコミュニケーションをとることも、セカンドキャリア成功のポイントになります。
自身の専門スポーツ分野に直接的な関連性がなくても、間接的に近い業界などでセカンドキャリアを始める方もいます。
例)
ダンス経験者から柔道整復師へ
水泳選手からIT業界へ
バスケ選手から税理士へ
など
現役時代に競技以外の部分で経験したことや、興味を持ったことがきっかけになることもあります。
様々なセカンドキャリアがありますが、選択肢の一つである「資格を持つ」について、紹介します。
資格を持つことで、その後の就職範囲が広がる、資格内容によっては、独立起業も可能になるというメリットがあります。
その中で、国家資格である「柔道整復師」もおススメの一つです。
アスリートの方は、身体が資本となるため、その動かし方や構造について、理解が深い方多いと思います。
柔道整復師は、まさに身体のケアや骨折や脱臼、捻挫などの怪我に対して治療を行う、外傷のプロです。
また、現役時代に身体のケアとして、接骨院やリハビリ、またはトレーナとして柔道整復師と接触している方もいることでしょう。
そういった点で、アスリートの方にとって、身近な資格と言えるかもしれません。
資格取得後は、就職や起業、また独立開業などという幅広い選択が可能です。
是非、興味があるアスリートの方は、選択肢の一つとして柔道整復師になることを検討してみてはいかがでしょうか?
本校柔道整復学科 専任教員 森下友雄
柔道整復師(2014年取得)